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建築技師という生き方

東畑謙三との対話


山形 政昭 監修 / 橋寺 知子 監修

単行本

刊行年月日:2024/06/13
ISBN:978-4-422-50133-8
判型:四六判 188mm × 128mm
造本:並製
頁数:256頁

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内容紹介

社会の求めに応じる建築を追求した設計技師

多くの建築家がデザイン重視の「美術建築」を目指すのに対し、東畑謙三はデザインはもちろん、依頼された建築はどうあるべきか、その本質を考え抜いて設計した。1902年三重県の学者一家に生まれ育った東畑は京都帝国大学建築学科卒業、同大学院終了後、武田五一教授の下で東方文化学院京都研究所(現・京都大学人文科学研究所附属漢字情報研究センター)を設計。1932年、欧米の建築を視察した後、東畑謙三建築事務所開設。岳父・岩井勝次郎(岩井産業創業者)の支援も得て工場などの産業建築、公共建築、都市再開発など幅広い建築の設計を行う。日本建築学会理事、日本建築家協会理事、日本建築協会会長等を歴任、1970年日本万国博覧会では建設顧問・会場計画委員として大きく貢献。日本建築学会賞・建築業協会賞など受賞多数。藍綬褒章・紺綬褒章・勲三等瑞宝章を受章。1998年、97歳で没。
一般には知名度は高くないが、建築業界はじめ藤森照信氏など多くの研究者に高く評価されている。関西ペイント旧本社ビル、寧楽美術館、辰馬考古資料館、繭山龍泉堂、壺中居、大阪駅前第1ビル・第4ビル、日商岩井大阪本社などを手がけた。古書、古地図、陶磁器の世界的なコレクターとしても知られる。傑物で厳しい人だったが、人をそらさない魅力があった。
専門家による各章論考の前に、建築学科の女子大学生と東畑謙三がモデルの人物との対話を置き、建築に詳しくない人にも読みやすくしている。
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目次

プロローグ  設計演習の学内発表の翌日、結依は気分転換に日本橋を訪れた
ダイアローグ1 「設計」って何?
第一章 東畑謙三の「あゆみ」
 東畑謙三の郷里
 建築への歩み
 東畑謙三をみちびいた師父
 東畑謙三建築事務所の開設と発展
 戦後期の対応と新時代の発展
 教育者・建築人として
 都市大阪への眼差し
 次世代へ
ダイアローグ2 建築家ではなく「建築技師」?
第二章 東畑謙三の「建築」
 書庫に込めたモダニズム——東方文化学院京都研究所
 健康な工場建築を求めて――中央毛糸楠工場
 都市に佇む実用の美――繭山竜泉堂、壺中居
 建築と社会の間――大阪駅前再開発第1ビル
 ねずみ色美の風景をつくる――寧楽美術館、辰馬考古資料館
 ダイアローグ3 「人間の営み」を愛する?
第三章 東畑謙三の「日常」
 本物を見ぬく力
 迷いのない線
 日々の暮らし
 文人東畑謙三
 東畑謙三という人物
ダイアローグ4 「清風竹林に在り」って?
第四章 受け継がれる「こころ」
 2023年のある日
 合理的につくるということ
 構成技師ということ
 社会に尽くす
 再び構成技師について そこにあるかわらない価値
エピローグ 建築っておもしろいかも

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著者紹介

[監修]山形 政昭(ヤマガタ マサアキ)
山形政昭(大阪芸術大学名誉教授、関西学院大学国内客員教授、ヴォーリズを中心とした近代建築を研究)

[監修]橋寺 知子(ハシテラ トモコ)
橋寺知子(関西大学環境都市工学部建築学科准教授、近代建築研究)

※著者紹介は書籍刊行時のものです。
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