歴史を変えた50人の女性アスリートたち

レイチェル・イグノトフスキー 著

中野モモ 訳

2019年4月刊行!
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Information

創元社ウェブサイトからのご注文でポストカードプレゼント!
姉妹編『世界を変えた50人の女性科学者たち』も好評発売中です!

スポーツ界の女性たちは、強くて、勇敢で、とってもパワフル!

「女は弱い!」という偏見のはびこる近代スポーツ界に飛びこみ、圧倒的な能力と粘り強さで記録と歴史をぬりかえてきた女性アスリート50人にスポットをあて、その驚くべき成績やバイタリティあふれる人生をチャーミングなイラストとともに紹介します。

女性には不可能だと言われてきたことの誤りを、鍛えぬいた身体と不屈の精神で堂々と証明したヒロインたちの姿は、若きアスリートのみならず、自分の限界をこえたいと願うすべての人を励ましてくれます。

推薦します!
陸上競技五輪メダリスト
朝原宜治

女性への偏見や固定観念を打ち破ったアスリートがいたからこそ今のスポーツがある。
歴史を切り開いた勇気ある女性アスリートたちを尊敬します!

推薦します!
アーティスティックスイミング
五輪メダリスト
奥野史子

彼女たちの勇気を持った挑戦があったからこそ、現在の女性アスリート達の活躍がある。
背中を押される一冊です。

5つの特徴

人生の物語
競技成績からプライベートな一面まで、
エネルギーに満ちた
女性アスリートたちの
人生の物語を簡潔に学べます。
ビジュアルブック
若手女性イラストレーターによる
おしゃれなイラストが満載。
ビジュアルブックとしても楽しめます。
充実のコラム
歴史年表や筋肉解剖学、
男女アスリート間の報酬とメディア格差統計など、
図解コラムも充実。
漢字にルビつき
小学生から読めるよう、
本文のおもな漢字にふりがなつき。
未来のアスリートを応援します。
日本版オリジナル
日本版だけのスペシャルコンテンツとして、新たな道を切り拓いてきた
日本の女性アスリートたちの描きおろしイラストを多数収録。
人見絹枝

1928年、800m走で銀メダルを獲得し、
日本女性初のオリンピック・メダリストとなった。

前畑秀子

1936年オリンピックの200m平泳ぎで優勝し
日本人女性で初めて金メダルを勝ち取った。

山口 香

日本女性初の世界柔道選手権金メダリスト。
現在は指導者・スポーツ組織役員として女性の地位向上に貢献。

伊藤みどり

世界初の3回転アクセルなど数々の技術革新をもたらし、
日本人初の世界フィギュアスケート殿堂入りを果たした。

ほかにも多くの日本人アスリートが登場!

歴史を変えるような素晴らしい成績を残した女性アスリートたちは、
いったいどんな人で、どんな生き方をしたのでしょうか。
本書の内容を少しだけお見せします!

  1. 女子柔道を世界に広めた
    福田敬子
  2. 愛もテニスも正直に生きる
    ビリー・ジーン・キング
  3. 若き体操界の女王
    シモーネ・バイルズ

近代スポーツの歴史を切り拓いてきた、パワフルな女性アスリート50人(+a)を紹介

「★」の入った女性アスリートは、
編集者おすすめのエピソードが
閲覧できます。

  • マッジ・サイアーズ
    フィギュアスケート選手
  • タイニー・ブロードウィック
    タイニー・ブロードウィック
    タイニー・ブロードウィックはあだ名(タイニー=小さい)どおりとても小柄な女性で、15歳で早くもシングルマザーに。紡績工場で過酷な労働につきながら、幼い娘を育てていました。あるとき、気球からパラシュートで飛び降りる見世物を目撃した彼女は、その光景に心を奪われます。彼女はすぐさまその空中曲芸団に入団すると、各地を旅しながら空中曲芸を演じ、女性初の飛行機からのパラシュート降下や、史上初のフリーフォール・ジャンプを成功させました。「私はあの気球を目にした時、あれが天空へと上昇して行くのをあ然として見つめながら、自分はもうこれまでの自分ではなくなるのだと悟りました」。ごく若いシングルマザーとして苦しい日々を送っていた彼女にとって、布一枚を背負って大空へ飛び出すアクロバットはどれほど魅力的な冒険に映ったことでしょう。運命を直観した瞬間を語る彼女の言葉に胸が熱くなります。
    スカイダイバー
  • ボビー・ローゼンフェルド
    陸上競技・アイスホッケー・
    テニス・ソフトボール選手
  • ガートルード・エダール
    長距離水泳選手
  • アイリーン・リギン
    飛込み・競泳選手
  • ベイブ・ディドリクソン・ザハリアス
    ベイブ・ディドリクソン・ザハリアス
    ベイブはまさにオールラウンダー。高校時代は野球、バレー、水泳、テニス、バスケ……とさまざまな競技でスター選手となり、就職後は会社の女子バスケットボールチームに参加していました。しかし会社は、オリンピック出場選手を決める大会に、彼女をたったひとりで「陸上競技〝チーム″」として登録。ベイブはひとりきりで5種目を制して総合優勝し、オリンピックでも数々のメダルを勝ち取りました。マスコミの話題をさらって大金を稼いだ彼女は、世界大恐慌の時にも家族全員を養えたそうです。まさに大黒柱! その後彼女はゴルフに転向し、猛特訓の末、アマチュアトーナメントで14連勝。女性で初めてプロゴルフ協会の36ホール男子大会に出場し、女性ゴルフ協会を設立しました。
    ゴルフ・バスケットボール・
    陸上競技選手
  • 福田敬子
    柔道家
  • マリオン・ラドウィグ
    ボウリング選手
  • トニ・ストーン
    野球選手
  • アルシア・ギブソン
    テニス選手
  • アン・カルヴェッロ
    アン・カルヴェッロ
    「ローラーダービー史上最高のバッドガール」「スケート界最凶のママ」……アン・カルヴェッロのニックネームはどれも攻撃力が高すぎる……! それもそのはず、彼女はパンク・ロックが流行るずっと前から、ド派手な髪の色と服装、メイクで自分だけのスタイルを生み出し、アグレッシヴで挑発的な試合ぶりで観客を熱狂させました。彼女はトラック上で悪役を演じ、相手チームの選手に悪態をつき、会場じゅうを煽ったのです。大恐慌時代に生まれたがまんレースのようなスポーツだったローラーダービーは、アンのおかげで、ハイスピードかつプロレスのように激しい競技に進化していったのです。既存の競技の中に新しいスタイルを打ち立て、新しいスタンダードを創り出す。とてつもなくクールで創造的な仕事をアンは成し遂げたのです。
    ローラーダービー選手
  • ベリル・バートン
    ベリル・バートン
    ベリル・バートンは知る人ぞ知るイギリス最高の自転車競技選手です。本国イギリスでも、生前は新聞などにもほとんど取り上げられなかったそうですが、一定時間でいかに長距離を走れるかを競うタイムトライアルの大会・ブリティッシュベストオールラウンダーで、1959年の初勝利以来、25年間も毎年優勝し続けたのです! 1967年には、12時間のタイムトライアルで、世界記録を狙っていた男性選手マイク・マクナマラをロックオンするや、スイッと追い越し、走行記録446kmの世界新記録を打ち立てたのです。しかもベリル、マクナマラを追い越すとき、何でもないような様子でキャンディを1個あげたのだとか。姉さん、めちゃくちゃかっこいいじゃないですか!! ベリルのこの記録は今でも女子最高記録です。彼女は他にも5競技で世界新記録を出し、さまざまな大会のタイトルを取り続けました。ちなみに、夫のチャールズは自転車整備士として、また二児の父として、妻の活躍を支えていました。
    自転車選手
  • スー・サリー・ヘイル
    スー・サリー・ヘイル
    事実は小説よりも奇なりといいますが、スー・サリー・ヘイルもまさにそんな選手。彼女は胸をつぶし、長い髪を帽子に隠し、口ひげをつけ、「試合が終わるとすぐに姿を消してしまう謎の紳士A・ジョーンズ」に変装して、女性選手が認められなかったポロの世界に、飛び込んだのです! 彼女の変装を、ハリウッドのスタントマンをしていた義父が手伝いました。チームメイトも彼女の圧倒的な実力を認めて秘密を守り、スーは何と20年も男性としてポロをプレーし続けたのです。のちに彼女はその事実を全米ポロ協会に突きつけ、半ば脅すようにして、女性選手の会員権を認めさせました。 それにしても、本人はもちろん、彼女のチームメイトもずいぶんドキドキしたことでしょうね。こんなに大胆な秘密に長年加担していたわけですから!
    ポロ選手
  • 田部井淳子
    登山家
  • ウィルマ・ルドルフ
    陸上競技選手・短距離走者
  • ジョディ・コンラッド
    バスケットボール監督
  • ビリー・ジーン・キング
    ビリー・ジーン・キング
    ビリー・ジーン・キングの伝説的な活躍は映画『バトル・オブ・セクシーズ』にも描かれています。ビリーは、女性の社会進出に批判的だった男子テニス元チャンピオンのボビー・リッグスに「男女対抗試合」を持ちかけられ、痛快なストレート勝ちを決めて女子テニス選手の実力を全世界に証明しました。彼女の勝利は女子テニス協会の設立につながり、その後多くの優秀な女子テニスプレーヤーに門戸を開いたのです。また、レズビアンを公表した最初の著名スポーツ選手でもある彼女は、現在もスポーツ界と社会におけるジェンダーの平等と、性的少数者の権利のための活動を続けています。
    テニス選手
  • パティ・マッギー
    スケートボード選手
  • アニタ・デフランツ
    ボート選手・スポーツ組織者
  • フロー・ハイマン
    バレーボール選手
  • スーザン・ブッチャー
    ドッグマッシャー[犬ぞり操縦者]
  • ベヴ・フランシス
    重量挙げ選手・ボディビルダー
  • ナディア・コマネチ
    体操選手
  • ジャッキー・ジョイナー・カーシー
    七種競技選手
  • ジュリー・クローン
    騎手

  • ボニー・ブレア
    スピードスケート選手
  • ヴァイオレット・パーマー
    レフェリー
  • アンジャリ・バグワット
    射撃選手
  • シャンタル・プチクレール
    車いす陸上競技選手
  • キム・スニョン
    アーチェリー選手
  • クリスティ・ヤマグチ
    フィギュアスケート選手
  • レイン・ビーチリー
    サーファー
  • ミア・ハム
    サッカー選手
  • リサ・レスリー
    バスケットボール選手
  • マノン・レオーム
    アイスホッケー選手
  • 鄧亞萍/デン・ヤピン
    卓球選手
  • ヴァレンティーナ・ヴェッツァーリ
    フェンシング選手
  • エレン・マッカーサー
    長距離ヨットウーマン
  • メリッサ・ストックウェル
    メリッサ・ストックウェル
    アメリカ合衆国の陸軍中尉だったメリッサは、イラク戦争で爆弾の爆発に巻き込まれ、左脚を喪ってしまいました。彼女は退役し、今後の生き方を考えていましたが、軍に入る前はオリンピック選手になりたかったことを思い出したのでしょうか、歩行や水泳、自転車に乗る訓練をし、スキーも習得しました。手ごたえを感じたメリッサは、本格的にスポーツに取り組み始め、北京オリンピックに水泳選手として出場。トライアスロンも始めました。パラトライアスロンの場合、スタミナのみならず、ランニング用、水泳用、自転車用と用途の異なるそれぞれの義足をすばやく履き替える手際の良さも非常に重要です。努力が実り、メリッサは2010年から三年連続で世界選手権に優勝し、2016年のパラリンピックでも銅メダルを獲得して、オリンピック選手として国を代表するという夢を叶えたのです。
    パラトライアスロン選手
  • セリーナ・ウィリアムズ
    テニス選手
  • ダニカ・パトリック
    レーシングドライバー
  • ニコラ・アダムズ
    ボクサー
  • ミザリ・ラジ
    クリケット選手
  • ケリー・クラーク
    スノーボーダー
  • リンゼイ・ボン
    アルペンスキー選手
  • ロンダ・ラウジー
    総合格闘技選手
  • アシュリー・フィオレク
    アシュリー・フィオレク
    アシュリーは生まれつき聴覚に障害があり、耳が聞こえませんが、7歳の時にはすでにモトクロスのレースに出場していました。ギア変換のタイミングを、ほかの選手はエンジン音を聞いて判断するところ、彼女はバイクの振動の変化で察知し、レーストラックに落ちる影から競争相手の位置を把握できるのでした。彼女はこの天才的な才能でモトクロス界を勝ち上がり、17歳でプロとしてホンダ・レッドブル・レーシングと契約しました。しかし、アシュリーは男子のモトクロスレースで競うことを望んでいたにもかかわらず、女子モトクロス選手を取り巻く状況はますます悪化しました。メディアへの露出も、試合時間の設定も、スポンサーも女子部門は悪条件をのまされ、ついには女子プロ部門の廃止まで検討されるようになりました。不平等な待遇に業を煮やしたアシュリーは2012年以来、モトクロスの世界を去り、スタントウーマンとして活動しています。不平等な状況が、才能ある選手から、競技者としての活躍の場を奪っているのです。
    モトクロスライダー
  • マリアナ・パホン
    BMX自転車選手
  • ケイティ・レデッキー
    競泳選手
  • シモーネ・バイルズ
    体操選手
  • まだまだいる日本の女性アスリートたち

著者 レイチェル・イグノトフスキー

© Rachel Ignotofsky
アメリカ・ニュージャージー出身、カンザス在住の若手女性イラストレーター。2011年にアート・グラフィックデザインの専門学校タイラー校を優秀な成績で卒業し、その後は特に歴史や科学、また教育、ジェンダーなどをテーマにしたイラストを多く描いている。著書に『Women in Science』『I love Science』『PLANET EARTH』(いずれも10 Speed Press)がある。

訳者 野中モモ

翻訳者・ライター。訳書にロクサーヌ・ゲイ『飢える私 ままならない心と体』(亜紀書房、2019年)、レイチェル・イグノトフスキー『世界を変えた50人の女性科学者たち』(創元社、2018年)、ダナ・ボイド『つながりっぱなしの日常を生きる ソーシャルメディアが若者にもたらしたもの』(草思社、2014年)など。著書に『デヴィッド・ボウイ 変幻するカルト・スター』(筑摩書房、2017年)、共編著書に『日本のZINEについて知ってることすべて 同人誌、ミニコミ、リトルプレス 自主制作出版史1960 ~ 2010年代』(誠文堂新光社、2017年)がある。

好評既刊

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