TOPICS 更新履歴

2020.10.15
「子どもの本100問100答」を更新しました。
2020.10.02
「今月のおすすめ本」を更新しました。
2020.09.16
「子どもの本100問100答」を更新しました。
2020.09.01
日販図書館選書センターの特別展示が9月から11月末まで開催中です。
2020.08.17
「子どもの本100問100答」を更新しました。

今月のおすすめ本

おすすめの新刊や話題の書籍を、教育・図書館関係者さまの推薦のことばとともにご紹介します。

あの恐竜どこにいた? 地図で見る恐竜のくらし図鑑

あの恐竜どこにいた? 地図で見る恐竜のくらし図鑑

ダレン・ナイシュ監修/クリス・バーカー、ダレン・ナイシュ著/田中康平監訳/喜多直子訳
定価(本体2,400円+税)

ティラノサウルスの化石がはじめて見つかった国は? ヴェロキラプトルはどこで狩りをしていたの? この本では、古代と現代の地図を使って、恐竜と古代の生き物のくらしを紹介。君が好きな恐竜の生息地はどこかな?

ひと目でわかる テクノロジーのしくみとはたらき図鑑

ひと目でわかる テクノロジーのしくみとはたらき図鑑

村上雅人、小林忍監修/東辻賢治郎訳
定価(本体2,800円+税)

見やすいイラストで機械の中身を解きほぐし、その働きを一つひとつ解説。基本的な機械や電気、デジタル技術の解説をはじめ、家庭、輸送、コンピューターの技術など、使われている場面や分野ごとに様々なテクロノジーを紹介。

世界で一番美しい「もの」のしくみ図鑑

世界で一番美しい「もの」のしくみ図鑑

セオドア・グレイ著/ニック・マン写真/前島正裕、佐々木勝浩監修/武井摩利訳
定価(本体3,800円+税)

世界的なベストセラーとなった化学図鑑3部作の著者が「スケルトン家電」や「鍵」、「時計」や「はかり」などをテーマに、美しい写真と解説図を用い、従来の「もののしくみの本」とはまったく違う視点を持ち込む。

ひと目でわかる 地球環境のしくみとはたらき図鑑

ひと目でわかる 地球環境のしくみとはたらき図鑑

トニー・ジュニパー著/赤羽真紀子、大河内直彦監修/千葉喜久枝訳
定価(本体2,800円+税)

大好評イラスト授業シリーズ第4弾。国際関係や社会経済システム、科学技術など、さまざまな要素が複雑に絡み合う環境問題を、豊富な写真やイラストでわかりやすく総合的に理解できる、これまでにないビジュアル図鑑。

すぐに役立つ366日記念日事典 第4版 【上下巻】

すぐに役立つ366日記念日事典 第4版 【上下巻】

日本記念日協会編/加瀬清志著
定価(本体3,000円+税)

1年366日の記念日を網羅した記念日事典の決定版。食、ファッション、健康、交通、歴史など、あらゆる記念日の名称や由来を解説する。ビジネスや趣味に役立つ実用的な1冊。結婚記念日、長寿祝いなどの一覧つき。

宮沢賢治の地学読本

宮沢賢治の地学読本

宮沢賢治著/柴山元彦編
定価(本体2,200円+税)

宮沢賢治の作品をもとに楽しく地学を学べる人気シリーズの第三弾。これまでごく一部しか引用できなかった賢治作品の中から特に地学的に優れた5作品を厳選し、詳しい註釈とともに全文掲載。賢治文学と地学の魅力に浸れます。

イラストで学ぶ 地理と地球科学の図鑑

イラストで学ぶ 地理と地球科学の図鑑

柴山元彦、中川昭男日本語版監修/東辻千枝子訳
定価(本体3,000円+税)

地形のでき方や気候、生態系などの自然地理学・地球科学から、特に国際化社会を意識した人文地理学の主要テーマ、さらに技術の進歩が目覚ましい地図学のトピックや地理学研究の方法までを楽しいイラストで解説する学習図鑑。

子どもの本
100問100答

子どもの本に関わる質問や疑問にQ&A形式でお答えします。内容は月替わりで更新いたします。
※2013年8月刊行『子どもの本100問100答』(一般財団法人大阪国際児童文学振興財団編)より抜粋
(2020.10.15更新)

インターネット時代における子どもの本の調べ方について教えてください。

インターネット時代に求められる情報リテラシー

 インターネットに接続さえすれば、ウェブ上に散在する各種データベースやサイトなどの電子化資料にアクセスすることができるようになりました。子どもの本を調べる際にも、インターネットを活用することが少なくないでしょう。そこで求められることになるのが活字資料と電子化資料を使い分けたり、組み合わせたりすることができる調査能力である情報リテラシーです。

子どもの本の調べ方

 まずは、読みたい本を探す場合を考えてみます。

 インターネットが普及する以前は、読みたい本を探す場合、図書館や書店に足を運んだり、雑誌や書籍などのレビューを読んだり、司書などに相談したりすることが一般的でした。

 しかしながら、近年では、読みたい本を探す手伝いをしてくれるデータベースが利用できるようになりました。たとえば、国際子ども図書館の「子どもOPAC」内の「本をテーマからさがす」や大阪国際児童文学振興財団の「本の海大冒険」や「ほんナビきっず」などでは、テーマを選んだり、遊んだりしながら、読みたい本を探すことができます。

 ただし、読みたい本は、実際に手に取ったり、相談したりする探索的な過程のなかで見つかることが少なくないため、いろいろな手段を通して探した方が本との出会いが広がることはいうまでもありません。

 次に、子どもの本について調べる場合を考えてみましょう。

 たとえば、海外の名作がいつごろからどれくらい翻訳されているのかを調べる場合、川戸道昭・榊原貴教編『児童文学翻訳作品総覧』全8巻(大空社、2005~2006)などの活字資料が参考になります。しかしながら、同著刊行以降の翻訳作品は掲載されていません。訳書の新刊情報については、「やまねこ翻訳クラブ」のメールマガジン「月刊児童文学翻訳」などの電子化資料でチェックすることができます。情報の新しさ(更新)という点では、活字資料は電子化資料に及ばないといえます。

 ただし、電子化資料の場合、情報の信頼性や妥当性を見極める情報リテラシーがユーザーに求められます。とりわけ、専門性が高い内容を調べる場合は、信頼性が高い活字資料を中心に、できれば複数の資料を検討するなどして情報の妥当性を担保したいところです。

 それでは、本をめぐる情報リテラシーはどこで身に付けることができるのでしょうか。

調べ方を学ぶ

 そこで、最後に、国立国会図書館が全国の公共図書館・大学図書館・専門図書館などと協同で構築したレファレンス協同データベース事業(以下、レファ協)*1を取り上げ、情報リテラシーの学びについて考えることにします。

 2012年8月末現在、レファ協には567館が参加し、一般公開されているレファレンス件数は57,677件にのぼります。活字資料を中心として培われてきたレファレンス調査のノウハウがデータベース化されている点で、レファ協は活字資料と電子化資料が融合したものであるといえます。

 ただし、レファ協については、司書が回答にいたるまでに要した思考過程の記述が不十分であるとの指摘があります*2。レファレンスに対する回答結果はもちろん有用ですが、結果のみの記述は知識の増加には貢献するものの、調査能力の向上には必ずしも貢献しません。司書が試行錯誤しながら、調査方針を修正するような過程が併記されてはじめて、調査そのものをモニタリングし、修正を加えることができる調査能力の開発につながるからです。

 レファレンスの事例が増え、事例の記述方法が改善されさえすれば、レファ協の試みはレファレンス・サービスの向上に寄与するはずです。さらに、司書のみならず、一般の人々がレファ協で調べ方を学び、自らの情報リテラシーを鍛えるような使い方も期待されます。

*注1.http://crd.ndl.go.jp/jp/public(/ 2012年9月21日閲覧)*注2.安藤誕・井上真琴「インターネット時代の“レファレンスライブラリアン”とは誰か?」「情報の科学と技術」情報科学技術協会、58(7)、2008

カタログ
ダウンロード

毎年4月に発行している学校・公共図書館さま向け図書カタログや、
4月以降に刊行した新刊のチラシを下記よりダウンロードしていただけます。

SDGs関連本特集