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2021.07.15
「子どもの本100問100答」を更新しました。
2021.07.02
日販図書館選書センターの特別展示が8月末まで開催中です。
2021.07.01
「今月のおすすめ本」を更新しました。
2021.06.15
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2021.06.07
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書籍紹介動画

学校・図書館さまにおすすめの書籍の内容を、動画でご紹介します。

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今月のおすすめ本

おすすめの新刊や話題の書籍を、教育・図書館関係者さまの推薦のことばとともにご紹介します。

たくましくて美しい 糞虫図鑑

たくましくて美しい 糞虫図鑑

中村圭一著
定価 1,870円(税込)

小さな宝石のような姿で森を掃除する昆虫=糞虫。脱サラして博物館「ならまち糞虫館」を開設した著者「フン虫王子」の超個性的な姿と、わかりやすく美しい図鑑が楽しめる一冊。環境配慮書籍(FSC、GP、植物性インキ)。

宮沢賢治と学ぶ宇宙と地球の科学 全5巻セット

宮沢賢治と学ぶ宇宙と地球の科学 全5巻セット

柴山元彦編著/寺戸真、西村昌能、和田充弘著
定価 11,000円(税込)

地学教師でもあった宮沢賢治の作品やエピソードを手掛かりに地学を学びなおせる新感覚の参考書シリーズ、詳細版が全5巻で登場。地学で扱う5分野を1巻ずつ独立させ、中学・高校で学ぶ基礎内容をほぼ網羅しています。

AI時代を生き抜くプログラミング的思考が身につくシリーズ【3巻セット(④~⑥)】

AI時代を生き抜くプログラミング的思考が身につくシリーズ【3巻セット(④~⑥)】

土屋誠司著
定価 8,250円(税込)

これからの時代を生きていくために必要な情報をコンパクトにまとめた小学生~中学生向き入門書シリーズ。『④コンピュータのしくみ』『⑤ネットワーク・通信のしくみ』『⑥情報セキュリティのしくみ』の3巻セット。

AI時代を生き抜くプログラミング的思考が身につくシリーズ【3巻セット(①~③)】

AI時代を生き抜くプログラミング的思考が身につくシリーズ【3巻セット(①~③)】

土屋誠司著
定価 8,250円(税込)

これからの時代を生きていくために必要な情報をコンパクトにまとめた小学生~中学生向き入門書シリーズ。『①AI〈人工知能〉のきほん』『②プログラミングのきほん』『③デジタルリテラシーのきほん』の3巻セット。

社会を変えた50人の女性アーティストたち

社会を変えた50人の女性アーティストたち

レイチェル・イグノトフスキー著/野中モモ訳
定価 1,980円(税込)

幅広い芸術ジャンルで才能を発揮し、常識にとらわれない自由な表現で社会をゆるがせた世界の50人の女性アーティストの活躍を、チャーミングなイラストとともに紹介する、レイチェル・イグノトフスキーのシリーズ第3弾。

ひと目でわかる プログラミングのしくみとはたらき図鑑

ひと目でわかる プログラミングのしくみとはたらき図鑑

渡邉昌宏監修/山崎正浩訳
定価 3,960円(税込)

Scratch、Python、Web(HTML、JavaScript)の3タイプの言語を取り上げ、基本知識から簡単なプロジェクトを通して実際のプログラムを作成するところまで、イラストや図を用いて詳しく解説。

ひと目でわかる 地球環境のしくみとはたらき図鑑

ひと目でわかる 地球環境のしくみとはたらき図鑑

トニー・ジュニパー著/赤羽真紀子、大河内直彦監修/千葉喜久枝訳
定価 3,080円(税込)

大好評イラスト授業シリーズ第4弾。国際関係や社会経済システム、科学技術など、さまざまな要素が複雑に絡み合う環境問題を、豊富な写真やイラストでわかりやすく総合的に理解できる、これまでにないビジュアル図鑑。

子どもの本
100問100答

子どもの本に関わる質問や疑問にQ&A形式でお答えします。内容は月替わりで更新いたします。
※2013年8月刊行『子どもの本100問100答』(一般財団法人大阪国際児童文学振興財団編)より抜粋
(2021.7.15更新)

海の魅力があふれた作品を紹介してください。

海の魅力があふれた作品

 「海の魅力」というと、まず「海洋冒険物語」が思い浮かびます。また、図鑑や写真集にも、絵本や童話にも、魅力的な海は多様に表現されています。

「海洋冒険物語」から

 「海洋冒険物語」の元祖は、『ロビンソン・クルーソー』(1719)です。そこから、ヴェルヌ『海底二万里』(1870)やスティーヴンソン『宝島』(1881)と続き、20世紀に入って、子ども向けの休暇版海洋冒険物語が出現してきます。ランサムの「ツバメ号とアマゾン号」のシリーズ中の『海へ出るつもりじゃなかった』*1は、係留中の帆船が強風に流されて外海に出てしまい、4人の子どもが力を合わせて夜の北海を横断する物語です。歴史海洋物語としては、19世紀後半、中国からロンドンにお茶を運ぶ帆船の競争を描いた『ニワトリ号一番のり』*2があります。いずれもイギリスの作品です。

 同じ島国であるのに、こうした物語が日本にないことを残念に思った川村たかしは、『最後のクジラ舟』と『ノルウェーから来た鯨とり』*3で、明治時代の勇壮な捕鯨を描いています。たかしよいち『竜のいる島』*4は、夏休みを島で過ごしている少年が古生物の首長竜の海中探索に加わる物語です。

図鑑や写真集のなかで

 加古里子文・絵の『海』*5は、海の多様な姿を整理して細かく描き込んだ海への入門図鑑ともいえるものです。「クローズアップ図鑑」の『潮だまりの生きもの』と『海べの生きもの』*6は、陸近くにいる海の生き物に大接近して撮影した写真図鑑で、じっと見入ってしまう美しさがあります。「科学しかけえほん」の『海洋探検 海岸の潮だまりから水深6000mの深海へ』*7は、5場面が3Dポップアップになっていて、展示にも向く絵本です。

絵本や童話のなかで

 絵本の人気シリーズ「ぐりとぐら」、「コロちゃん」、「うさこちゃん」などには、海水浴に行く巻が入っています。海に行って波をかぶるのが冒険のはじまりなのです。『だいちゃんとうみ』『あたごの浦』『たこなんかじゃないよ』*8には、異なった海の魅力があふれています。

 アーディゾーニ生誕100年記念出版の『チムとゆうかんなせんちょうさん』にはじまるチム・シリーズ11巻*9は海洋冒険絵本です。漂流物がテーマの『海へさがしに』*10や、文字なし絵本の『漂流物』*11も海の魅力の一端です。海の宮殿の幻想的な物語『海の王国』*12は絵も文も海の美しさに満ちています。

 冒険物語のキャラクターとしてもっとも活躍しているのは、何にもとらわれず自由な「海賊」です。『小さなバイキングビッケ』に始まる全6巻の「ビッケ・ シリーズ」*13は、知恵で大きいバイキングに勝つビッケが人気者です。海を舞台にした作品には、あまり泳げないのに「遠泳」に挑戦する『少年の海』*14から、夜の海で出会ったクジラとイルカの詩的な物語『ともだちは海のにおい』*15まで、振幅の大きい海が主役ともいえる多くの物語があります。

海はこころのふるさと

 『のっぽのサラ』*16には、ふるさとの海と現実に暮らしている大草原が重なっていくようになって、そこがサラの「居場所」となっていく様子が語られています。ひとはこころのなかに自分の「海」をもって生きているのです。

 海はとてつもなく大きくて不思議を秘めたあこがれの対象として、今後も子どもの本のなかで多様多彩な姿を見せてくれるでしょう。

*注1.第7巻、神宮輝夫訳、岩波書店、1967 *注2.J.メイスフィールド作、木島平治郎訳、福音 館書店、1967 *注3.順に、実業之日本社、1969、偕成社、1979 *注4.理論社、2004 *注5. 福音館書店、1969 *注6.F.グリーナウェイ写真、武田正倫訳、岩波書店、1994 *注7.ジェン・ グリーン作、すぎもとえみ訳、大日本絵画、2009 *注8.順に太田大八、脇明子・和子再話、大道あ や画、秋野和子文、秋野亥左牟画、いずれも福音館書店、1992、1993、2005 *注9.1巻せたていじ 訳、2巻以後なかがわちひろ訳、福音館書店、2001 *注10.デブラ・フレイジャー作、井上荒野訳、福 音館書店、2002 *注11.デイヴィッド・ウィーズナー作、BL出版、2007 *注12.エイキン作、ピア ンコフスキー絵、猪熊葉子訳、岩波書店、1976 *注13.ルーネル・ヨンソン作、エーヴェット・カー ルソン絵、石渡利康訳、評論社、2011~12 *注14.横山充男作、文研出版、1993 *注15.工藤直 子作、長新太絵、理論社、2004 *注16.パトリシア・マクラクラン作、金原瑞人訳、徳間書店、2003

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