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2021.04.15
「子どもの本100問100答」を更新しました。
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2021.03.15
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2021.02.15
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今月のおすすめ本

おすすめの新刊や話題の書籍を、教育・図書館関係者さまの推薦のことばとともにご紹介します。

社会を変えた50人の女性アーティストたち

社会を変えた50人の女性アーティストたち

レイチェル・イグノトフスキー著/野中モモ訳
定価 1,980円(税込)

幅広い芸術ジャンルで才能を発揮し、常識にとらわれない自由な表現で社会をゆるがせた世界の50人の女性アーティストの活躍を、チャーミングなイラストとともに紹介する、レイチェル・イグノトフスキーのシリーズ第3弾。

国絵図読解事典

国絵図読解事典

小野寺淳、平井松午編
定価 9,680円(税込)

徳川幕府が江戸時代を通して、全国諸大名に何度も作成・提出を命じた巨大な極秘地図・国絵図。その最新の研究成果を網羅し、情報の宝庫である国絵図の幅広い活用を可能にする初めてのエンサイクロペディア。図版約400点。

ぼく自身のノオト

ぼく自身のノオト

ヒュー・プレイサー著/きたやまおさむ訳
定価 1,760円(税込)

500万部突破の世界的名著、待望の新装復刊。青年期の心を巡る、生き方を探し求める心理エッセイ。新装版あとがき有。推薦:山崎まどか(コラムニスト)、装画:中田いくみ(ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー)

推薦のことば(NetGalleyより)

図書館関係者★★★★

これは自分の言葉だ、
と思う人が少なからずいると思う。いまの中高生にも。
個人的に考えの違う部分ももちろんあるが、何がしか響く部分を多くの人が見つけると思う。
そのままでは形に残らない「感情」を、「言葉」に置き換えることで可視化を試みた記録。

新型コロナがやってきた

新型コロナがやってきた

ポール・ド・リヴロン、マルグリット・ド・リヴロン著/遠藤ゆかり訳
定価 2,420円(税込)

新型コロナウイルスの感染が広がったフランスでの「巣ごもり生活」について、わかりやすい文章とかわいいイラストで説明した一冊。親子で楽しみながら、新型コロナに対する知識と日常生活の工夫を学ぶのに最適です。

ひと目でわかる プログラミングのしくみとはたらき図鑑

ひと目でわかる プログラミングのしくみとはたらき図鑑

渡邉昌宏監修/山崎正浩訳
定価 3,960円(税込)

Scratch、Python、Web(HTML、JavaScript)の3タイプの言語を取り上げ、基本知識から簡単なプロジェクトを通して実際のプログラムを作成するところまで、イラストや図を用いて詳しく解説。

ひと目でわかる 地球環境のしくみとはたらき図鑑

ひと目でわかる 地球環境のしくみとはたらき図鑑

トニー・ジュニパー著/赤羽真紀子、大河内直彦監修/千葉喜久枝訳
定価 3,080円(税込)

大好評イラスト授業シリーズ第4弾。国際関係や社会経済システム、科学技術など、さまざまな要素が複雑に絡み合う環境問題を、豊富な写真やイラストでわかりやすく総合的に理解できる、これまでにないビジュアル図鑑。

子どもの本
100問100答

子どもの本に関わる質問や疑問にQ&A形式でお答えします。内容は月替わりで更新いたします。
※2013年8月刊行『子どもの本100問100答』(一般財団法人大阪国際児童文学振興財団編)より抜粋
(2021.4.15更新)

朝の読書の時間に、本を持ってこない子や読書に集中できない子がいます。どうしたらいいでしょう。

なぜ本を持ってこないのか

 この理由は三つ考えられます。一つは、本を読むこと自体に関心がもてないため、もう一つは、教室で本を読むことに抵抗感があるため、そしてもう一つは、読みたい本がないためです。

 読書が強制や苦痛と感じるのでは、朝の読書の当初の目的から離れてしまいます。日ごろから教室で「読み聞かせ」や本の紹介をしたりするなど本に親しむ機会を設け、自分の好きな本を好きなように読んでいいということをしっかりと伝えます。読書の意義を伝えつつ、無理をせずに時間をかけて見守ることが大切です。

 二つ目は、他の人に読んでいる本がわかる、読書というきわめてプライベートなことを一斉に行うことに抵抗があるということであると思われます。思春期に入ると、この傾向は強くなります。教師がこのことを理解し、お互いのプライバシーを尊重する読書環境をつくることが求められます。

 一方、読みたい本が見つからない子どもに対しては、本のある環境が整備されることが必要です。学級文庫が充実していればよいかもしれませんが、限界があります。書店で好きな本をいつでも買ってもらえる子どもも、ごく少数です。やはり、もっとも身近である学校図書館にさまざまな読書経験の子どもに対応した「おもしろい」本が豊富にあることが、鍵になります。そして、ひとりひとりの子どもの読む力や、興味関心にそって、本を紹介してくれる「人」が大きな役割を果たします。まずは、クラス担任が紹介者として期待されますが、そのためには教員が読書活動を理解し、本を知るための校内研修等も必要になってきます。

 また、学校図書館に人がいる場合は、来館する子どもに適書を紹介するだけでなく、クラスごとにブックトークなどを行い、本のおもしろさを伝えることも可能です。本が豊富で、紹介してもらったり、相談できたりする人がいれば、子どもたちが、同じ作家の本や同じジャンルの本だけでなく、ちがうタイプの本を自ら選んで、読書の世界を広げていきます。

読書に集中できない子への取り組み

 小学校低学年の児童のなかには1人で1冊の本を読み切ることが難しい子どもがいます。彼らにとって、教師に本を読んでもらうことは、本のおもしろさに気付き、自分で読んでみようと思うことにつながります。また、クラス全員で1冊の本を楽しむ経験をすることで、その本が話題になり、さまざまな本の楽しみ方の交流が可能になります。

 中学年で、長い物語になかなか手が伸びない子どもに対しては、教師が数日かけて1冊の本を読むことによって、長い物語の楽しさが伝えられます。読んでもらった物語をもう一度自分で読んでみたいと、あとで本が引っ張りだこになることもしばしばです。また、冒頭を読んで本を紹介することや子ども同士で本の紹介をすることも、ひとりひとりの個の読書につながります。

朝の読書とは

 今では多くの学校で取り組まれている朝の読書ですが、もともとは千葉県の高校で、2人の教諭によって提唱された、朝(始業前)に学校内で一斉に10分間の読書を行うという取り組みです*1

 「1、みんなでやる 2、毎日やる 3、好きな本でよい(雑誌やマンガは除く) 4、ただ読むだけ」という四原則のもとに行われ、落ち着いた雰囲気のなかで授業に入れることや、本のおもしろさを知り、本を読むことが習慣になるなどの効果が紹介され、全国の小・中学校、高校に広がっていきました。

 ただ、「朝の時間に本を読む」ことは広がったものの、教師不在で子どもたちだけで行ったり、全校一斉でなかったりするために、読書に集中しづらい環境であるということなど、取り入れる学校によっては問題もみられます。校内の読書環境の整備やこの活動の意義も含めて、校内でしっかり協議し、目的を押さえた上での実施体制が必要です。

*注1.船橋学園読書教育研究会編著『朝の読書が奇跡を生んだ』高文研、1993[参考文献]林公『朝の読書 その理念と実践』編集工房一生社、2007

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