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22歳からの社会人になる教室③

齋藤孝が読む カーネギー『話し方入門』

齋藤 孝 著

刊行年月日:2019/07/17
ISBN:978-4-422-10125-5
判型:四六判 188mm × 128mm
造本:並製
頁数:192頁

自信を持って人前で話したい人への最良の書

 本書は、自信を持って人前で話す方法を説いた不朽のロングセラー『カーネギー話し方入門』を、教育学者の齋藤孝が自身の実践的技法を披露しつつわかりやすく解説する「22歳からの社会人になる教室」シリーズの第三弾。カーネギーの原著は、単なる口先だけの話術やテクニックを超えた、対人関係の原則に基づく内容ゆえに今なお普遍性を保ち読者を惹きつけて止まない名著。歴史的ベストセラー『人を動かす』『道は開ける』の著者として知られるカーネギーの輝かしいキャリアは、話し方教室の講師をつとめたことから始まる。長年にわたる経験を土台に、深い人間洞察に根ざした独自のスピーチ術を駆使し、話す前の心構えから、テーマの選び方、準備、始め方、終わり方まで、人の心をつかみ、自信を持って人前で話すためのノウハウを懇切に手ほどきする。偉大な話し手だったリンカーンやセオドア・ルーズベルト、マーク・トウェインなどの例やエピソードも豊富で、楽しく分かりやすい。
 また本書では、シリーズ名にあるように、これから社会人なろうとしている若者に向けて「話し方」の重要性を伝えることを眼目としている。自分の意見や気持ちをうまく言葉にして相手に伝えるコミュニケーション能力が学力と同等に重要な部分として評価の対象になるからだ。就職に際して、企業の人事担当者が求める人材がコミュニケーションのスキルを身につけた人物が一番と言うところからもわかる。現役のビジネスパーソンにとっては、朝礼や会議をはじめ、プレゼンテーションの場など様々な場において「話す」ことが欠かせない。スピーチを憂鬱に感じている人に自信を与える最良の一冊。

もくじ

はじめに
原著『話し方入門』について

第1章 勇気と自信を養う
緊張したら「ま、いいか、殺されるわけじゃないし」とつぶやこう

■話す快感を味わうには「勇気」と「自信」が必要
◎1 よい話し手になろうという一途な執念を持つことからはじめる
◎2 話そうとする内容を知り尽くす
◎3 あえて自信ありげにふるまう
◎4 一にも練習、二にも練習

第2章 自信は周到な準備から
アイデアは海面にあらわれたトビウオと同じ。メモという網でつかまえておこう

■人を引きつけるには準備が必要
◎正しい準備の仕方
◎失敗しようのないスピーチ
◎準備とはいったい何か
◎エール大学神学部長の賢明な助言
◎リンカーンはどのように演説の準備をしたか
◎どうやってスピーチの準備をするか
◎余力の秘密

第3章 有名演説家はどのように準備したか
ポイントを3つにしぼり、着地点を決めて、メモなしで話せるようにしよう

■スピーチは航海と同じ。海図が必要である
◎コンウェル博士のスピーチ構成法
◎有名人のスピーチ構成法
◎一人でメモと遊ぶ
◎スピーチをする時にメモは必要か
◎丸暗記は駄目
◎アポマトックスでのグラント将軍
◎リンカーンが「ひどい怠け者」と農民に思われたわけ

第4章 記憶力を増進する
覚えたことは必ずアウトプットし、自分の経験を交えて人に話そう

■印象づけ、反復、連想でしっかり記憶する
◎なぜ桜の木に気づかなかったのか
◎リンカーンが音読したわけ
◎マーク・トウェインのメモなしスピーチの秘訣
◎新約聖書ほど大部の書物を暗記するには 
◎効果的な反復法
◎ウィリアム・ジェイムズ教授による記憶力増進の秘訣 
◎スピーチの要点を覚えるには
◎万一、立ち往生した時

第5章 スピーチの成功に欠かせないもの
千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を練とす

■途中であきらめずに続けることが大切
◎根気が肝心
◎ひたすら取り組む
◎努力は必ず報われる
◎ワイルダー・カイザー峰の頂上を目指して
◎勝利への意志

第6章 上手な話し方の秘訣
話し方のコツをつかみ練習すれば、誰でもスピーチの達人になれる

■肝心なのは、話す内容より話し方のほう
◎「話の届け方」とは
◎上手な話し方の秘訣
◎自動車王フォードの助言
◎人前で話す技術その1
◎人前で話す技術その2
◎人前で話す技術その3
◎人前で話す技術その4

第7章 話し手の態度と人柄
「上機嫌Tシャツ」を着ていると思って、笑顔で話そう

■自分が持っている人柄を最大限引き出す
◎聴衆を引きつける人と、引きつけない人の違い
◎服装が与える心理的影響
◎グラント将軍の痛恨事
◎話しはじめる前から、我々はすでに値踏みされている
◎聴衆を一カ所に固める
◎ポンド少佐、窓をたたき割る
◎光あれかし――汝の顔の上に
◎壇上には余計なものを置かないこと 
◎来賓を壇上に上げない
◎落ち着くこと
◎役に立ちそうな提案

第8章 スピーチのはじめ方
“笑いの神”に見放されている人は“誠実の神”に頼ろう

■最初の出だしは宣伝広告文のように
◎”ユーモラスな話”でスピーチをはじめるのは要注意
◎おわびの言葉ではじめてはいけない
◎好奇心をかきたてる
◎具体的な例を引いて話しはじめる
◎何か品物を見せる
◎何か質問する
◎聞き手の最大の関心事と結びつくように話を持っていく
◎ショッキングな事実は注意を引きつける力を持っている
◎一見何げない出だしの効用

第9章 スピーチの終わり方
3分以上話が続くと人は怒りを覚える。スピーチは簡潔に終わらせよう

■終わりの言葉を2、3通り用意しておく
◎言おうとする要点をまとめる
◎行動を呼びかける
◎簡潔な、心からのほめ言葉
◎ユーモラスな終わり方
◎言葉の引用でしめくくる
◎足の爪先が地面に触れたら

第10章 わかりやすく話すには
サルでもわかるよう、言葉は平易に。ビジュアルも駆使しよう

■「何のために話すのか」という目的をはっきりさせる
◎たとえを用いて話をわかりやすくする
◎専門用語は避ける
◎視覚に訴える
◎大事なことは別の言葉で言い換える
◎一般的な例と具体的な例を使う
◎野生の山羊と張り合ってはいけない

第11章 聴衆に興味を起こさせる方法
人は自分自身のことしか興味がないことを頭に入れて話そう

■ありふれているものに意外性を見つける
◎人間がこの世で最も関心を持つ三つのこと 
◎座談の名手になるには
◎二百万人の読者を獲得したアイデア
◎常に関心をとらえて離さないスピーチの題材
◎具体的に話すこと
◎絵を目の前に浮かび上がらせるような言葉
◎関心を引きつける“対照の妙” 
◎興味は伝染する

第12章 言葉遣いを改善する
語彙力がないと、子どもっぽいとみられてもしかたない

■人が評価されるのは語彙力である 182
◎言葉の使い方についてのマーク・トウェインの秘訣
◎使い古された言いまわしを避ける

おわりに

※著者紹介は書籍刊行時のものです。

[著]齋藤 孝(サイトウ タカシ)
齋藤孝(さいとう たかし)
1960年静岡県生まれ。明治大学文学部教授。東京大学法学部卒。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。『身体感覚を取り戻す』(NHK 出版)で新潮学芸賞受賞。『声に出して読みたい日本語』(草思社)で毎日出版文化賞特別賞を受賞。同シリーズは260万部のベストセラーになり、日本語ブームを巻き起こした。主な著書に『読書力』『コミュニケーション力』(以上、岩波書店)、『語彙力こそが教養である』(KADOKAWA)、『大人の語彙力ノート』(SBクリエイティブ)、『言いたいことが一度で伝わる論理的日本語』『50歳からの名著入門』(以上、海竜社)等がある。著書累計発行部数は1000万部を超える。TBSテレビ「新・情報7daysニュースキャスター」、フジテレビ「全力!脱力タイムズ」等テレビ出演も多数。NHK Eテレ「にほんごであそぼ」総合指導。

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