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よい移民

現代イギリスを生きる21人の物語

ニケシュ・シュクラ 編 / 栢木 清吾 訳

刊行年月日:2019/07/29
ISBN:978-4-422-36011-9
判型:四六判 188mm × 128mm
造本:並製
頁数:328頁

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「よい」「わるい」はいつも他人が決める。

70年代以降に英国で生まれた移民2世・3世の著名なクリエイター21人が、自己存在の意味や葛藤、社会の偏見などを繊細かつ巧みに表現し、大きな反響を呼んだ話題の書が日本語版で登場。J・K・ローリング推薦。

★日本語版推薦
移民のひとたちは”よい移民”、つまりモデル・マイノリティでなければならないのだろうか。求められている役割を演じなければ”悪い移民”なのか? 人種も境遇もさまざまな本音の声たちに耳を傾けながら、考え込んでしまっていた。受け入れるとはどういうことか。アジア人であるとはどういうことか。どちらの立場からしても、わたしたちは当事者だ。
――谷崎由依(作家、翻訳家)

多様なルーツを持つ人々が暮らすイギリスという国。その日常に深く深く染み込んだ無知と差別、そしていつまでも逃れられない葛藤と戸惑い。「黒人」であることで何かを期待される。「東アジア人」であることで何かを期待される。メディアの上ではステレオタイプが繰り返され、おなじみの「悪いイメージ」を払拭するために「よい移民」として振る舞おうとする子どもたちがいる。なぜ無色透明であることは「白人」だけに許された特権なのか。イギリスで「インド系」であること、「中国系」として生きることは一体何を意味するのか。『よい移民』に収められた21の言葉は、「都合の“よい移民”」に対する既存の安直なイメージを裏切るだろう。突飛な何かが書かれている、ということではない。21人の「移民」たちが描いた日常と感情の揺れ動きが、社会の根っこにある嫌なもの、緊張感、哀しみを驚くほど鮮明に炙り出している。
――望月優大(ライター/ニッポン複雑紀行編集長)

★主な目次
編者まえがき
ナマステ(ニケシュ・シュクラ)
黒人になるためのガイド(ヴァレイッゾ)
私の名前は私の名前 (シメーヌ・スレイマン)
黄色 (ヴェラ・チョック)
ケンドー・ナガサキと私(ダニエル・ヨーク・ロー)
機会の窓 (ハイムシュ・パテル)
ニシュ・クマールは困惑するイスラム教徒か?(ニシュ・クマール)
テレビに映る黒人像と自分なりの「黒さ」 (レニ・エド=ロッジ)
「よい」移民を越えて(ウェイ・ミン・カム)
「そんなのだめだよ! お話は白人についてじゃないと」(ダレン・チェティ)
帰郷の途について(キエラン・イェイツ)
国旗(ココ・カーン)
アフリカに切り込む――黒人向けの床屋と男の話(イヌア・エラムス)
どこから来たか、どこで着ているか――移民と英国ファッション(サブリナ・マフーズ)
空港とオーディション(リズ・アーメッド)
カースト主義の永続(サラ・サヒム)
シェード(サリーナ・ゴッデン)
テロリストの妻(ミス・L)
トークニズムについて我々が語るときに語ること(ビム・アドワンミ)
死は多頭の怪物(ヴィナイ・パテル)
感謝知らずの国(ムサ・オクウォンガ)
訳者あとがき

編者まえがき
執筆者略歴
ナマステ(ニケシュ・シュクラ)
黒人になるためのガイド(ヴァレイッゾ)
私の名前は私の名前 (シメーヌ・スレイマン)
黄色 (ヴェラ・チョック)
ケンドー・ナガサキと私(ダニエル・ヨーク・ロー)
機会の窓 (ハイムシュ・パテル)
ニシュ・クマールは困惑するイスラム教徒か?(ニシュ・クマール)
テレビに映る黒人像と自分なりの「黒さ」 (レニ・エド=ロッジ)
「よい」移民を越えて(ウェイ・ミン・カム)
「そんなのだめだよ! お話は白人についてじゃないと」(ダレン・チェティ)
帰郷の途について(キエラン・イェイツ)
国旗(ココ・カーン)
アフリカに切り込む――黒人向けの床屋と男の話(イヌア・エラムス)
どこから来たか、どこで着ているか――移民と英国ファッション(サブリナ・マフーズ)
空港とオーディション(リズ・アーメッド)
カースト主義の永続(サラ・サヒム)
シェード(サリーナ・ゴッデン)
テロリストの妻(ミス・L)
トークニズムについて我々が語るときに語ること(ビム・アドワンミ)
死は多頭の怪物(ヴィナイ・パテル)
感謝知らずの国(ムサ・オクウォンガ)
謝辞
訳者解題

※著者紹介は書籍刊行時のものです。

[編]ニケシュ・シュクラ(シュクラ,ニケシュ)
作家。1980年ロンドン北西部ハロー生まれ。デビュー小説Coconut Unlimited(2010)は、イギリスの文学賞コスタ賞処女小説部門の候補作となり、以降の小説作品もイギリスの各種メディアで激賞される。2014年に脚本執筆に携わった短編映画Two Dosasは数々の賞を獲得した。本書の成功を受けて、有色人作家の作品を掲載する雑誌The Good Journal を創刊する。2019年2月には本書のアメリカ版となるThe Good Immigrant: 26 Writers Reflect on Americaを、シメーヌ・スレイマンと共同編集した。子どもや若年層向けの図書出版にも力を入れ、人種差別の問題を扱った学習テキスト『どうして肌の色が問題になるの?』(2018年に創元社から邦訳刊行)をクレア・フーチャンと執筆している。2016、17年と2年連続でイギリスの出版業界誌『ザ・ブックセラー』から同業界で影響力を持つ100人の1人に選ばれた。2019年には『タイム』誌から「次世代のアーティティストをつくる12人のリーダー」の1人に選出された。

[訳]栢木 清吾(カヤノキ セイゴ)
翻訳者、研究者。1979年大阪生まれ。神戸大学大学院総合人間科学研究科博士後期課程修了。博士(学術)。専門分野は、近現代イギリス史、「人種」と移民をめぐる社会的・文化的問題。翻訳として、ヴロン・ウェアー「戦争を閃かす白人性――兵士・移民・シティズンシップ」(『年報カルチュラル・スタディーズ』第3号、2015年)、スチュアート・ホール「ホームの居心地、場違いな心地」(『現代思想』 2014年4月臨時増刊号)など。主な論文として、「グローバル化・移民・都市空間」(田中東子・山本敦久・安藤丈将編『出来事から学ぶカルチュラル・スタディーズ』ナカニシヤ出版、2017年)、「移民史と海事史を越境する――20世紀初頭のアメリカ諸港における日本海員の「脱船」を事例として」(塩原良和・稲津秀樹編『社会的分断を越境する――他者と出会いなおす想像力』青弓社、2017年)がある。

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