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自己愛的(ナル)な人たち

岡野 憲一郎 著

刊行年月日:2017/11/10
ISBN:978-4-422-11640-2
判型:四六判 188mm × 128mm
造本:並製
頁数:240頁

「自分はイケてる、カッコいい」という気持ちに浸って満足する自己愛(ナル)人間。人に認められたいという願望が肥大して暴走を始めると病的な自己愛になり、周りは振り回される。婚活詐欺殺人の木嶋佳苗、クリントン元米大統領、金正恩朝鮮労働党委員長、三島由紀夫らの自己愛を探り、サイコパス、アスペルガー、いじめなどとの関係を解き、医師、美人、母親の自己愛も考察。自らが病的な自己愛人間にならないためにもおすすめの本。

はじめに
 
第1章 そもそも自己愛とは何か 
 
    自分の満足と他人の満足
    「イケてる」自己イメージ
 
第2章 厚皮型の自己愛者 

    典型的な自己愛者の例──D教授の場合
    「ナルシシズム」の系譜
    精神医学での「自己愛パーソナリティ」の定義 
    さらにシンプルな定義
    厚皮型のナルシシストとは
    厚皮型の自己愛はたたき上げが基本
    「厚皮」の鈍感さはどこからくるのか
    たたき上げでない厚皮型の自己愛者
 
第3章 薄皮型の自己愛者──隠れナルな人たち 

    自分の存在を認めてほしいという願望
    薄皮の人たちのキーワードは「恥」
    「厚皮」と「薄皮」は表裏一体
    「厚皮」と「薄皮」の混在──小沢氏の例
    シャイな人が傲慢なナルに見える理由
    ネット社会が支える薄皮ナルの自己表現欲求
 
第4章 サイコパス的な自己愛者 

    そもそもサイコパスとは
    サイコパスの特徴
    サイコパスは案外身近にいる
    サイコパス的ナルシシストのつく.
    忘れられない「アイ・ドント・ノー」
    成功したサイコパス
    サイコパス型ナルシシストは「生まれつき」?
    サイコパス的ナルシシストの脳
    不安や対人緊張の欠落
    恋愛詐欺のナルシシスト──木嶋佳苗の例
    私たちの中に潜む「サイコパス的自己愛」
 
第5章 アスペルガー的な自己愛者 

    自分を外から見る力が乏しい人
    「空気が読めない」正体
    特殊能力が自己愛的にする
    孤高であること
    
第6章 怒れる自己愛者 

    自己愛の傷つき──恥をかくことの苦しみ
    自己愛トラウマ
    怒りで処理される自己愛トラウマ──クリントン氏の例
    なぜ怒るのか──そのメカニズム
    怒りの二段階説
    健全な自己愛と病的な自己愛
    アスペルガー障害の怒り
     
第7章 モンスターという名の自己愛者 

    モンスター化現象──プチ・モンスターの増加
    モンスターは「未熟な人たち」 か
    クレーマー社会の由来
    「お・も・て・な・し」は受けて当然?
    普通の人に生じるモンスター化
    学生運動の闘士たち
    
第8章 いじめ型の自己愛者 

    いじめ型ナルシシスト
    いじめが生じるメカニズム
    「群生秩序」の理論
    いじめ型ナルシシズムの本体  
    【付記】ニホンザルはナルシシストか
    
第9章 ウーマナイザーな自己愛者  

    「ウーマナイザー」とは
    ウーマナーザーの犯す誤り
    深刻なウーマナーザー──E教授の例
    チャーミングなウーマナイザー──ふたたびクリントン氏の例 
 
第10章 医師という自己愛者 

    医師はなぜ自己愛的になるのか
    ナルな医師が困る理由
    精神科医のナルシシズム
 
第11章 高知能な自己愛者 

    高知能の自己愛者の悲哀
    周囲が馬鹿に見えてしまう
    高知能なナルとアスペルガー傾向
 
第12章 美人の自己愛 

    マスメディアが美人を起用するわけ
    美人のナルシシストのライフコース
    美人のナルは期限つき
 
第13章 作家の自己愛 

    猪瀬直樹氏の場合  
    三島由紀夫の場合
    三島のあからさまな自己顕示欲

第14章 精神分析家の自己愛 

    分析家に自己愛的な人が多い理由
    マシュード・カーンの自己愛
    カール・メニンガーの自己愛
 
第15章 母親の自己愛 

    日本社会に蔓延する母親の自己愛
    『母がしんどい』
    願望の押しつけ
    母と娘、母と息子
 
終 章 実は誰もが持っているナルシシズム 
 
    自己愛と恥は、光と影の関係である    
    自己愛はみなが持っている

※著者紹介は書籍刊行時のものです。

岡野 憲一郎著
1956年千葉県生まれ。1982年東京大学医学部卒業。東京大学精神科病棟および外来部門にて研修。1986年パリ、ネッケル病院にフランス政府給費留学生として研修。1987年渡米、オクラホマ大学精神科及びメニンガー・クリニック精神科レジデントを経て、1994年ショウニー郡精神衛生センター医長、カンザスシティー精神分析協会員。2004年4月帰国。国際医療福祉大学教授を経て、現在、京都大学大学院教育学研究科臨床心理実践学講座教授。医学博士。米国精神科専門認定医、国際精神分析協会、米国及び日本精神分析協会正会員、臨床心理士。著書に『自然流精神療法の進め―精神療法、カウンセリングをめざす人のために』『気弱な精神科医のアメリカ奮闘記』『忘れる技術―思い出したくない過去を乗り越える11の方法』『心理療法/カウンセリング30の心得』『恥と「自己愛トラウマ」―あいまいな加害者が生む病理』など多数。

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