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はじめての漢方医学

漢方治療と漢方薬のはなし

入江 祥史 著

刊行年月日:2008/09/19
ISBN:978-4-422-41078-4
判型:四六判 188mm × 128mm
造本:並製
頁数:272頁

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漢方治療と漢方薬の「なぜ」に答える

気鋭の漢方専門医が、日米の大学での研究と漢方クリニックでの診療・投薬経験をもとに書き下ろす入門書。基礎理論から部位・症例別の解説、副作用やがん・難病治療の実態まで、患者との問答・診察例を交えながら漢方に対する偏見や思い込みを一つ一つ解きほぐしていく。漢方薬のエビデンス(EBM)や、西洋医学との併用、漢方医学をめぐる最新動向にも触れ、一般読者だけでなく医学部生や初学者への平易な入門書としても適する。

●まえがきにかえて
大学の漢方講義風景より
●第一章 漢方治療はこんなふうに行われている
漢方クリニックの診療風景より
〈コラム〉漢方の診察時間は長いものか
〈コラム〉漢方の歴史
●第二章 漢方医は患者のここを診ている
漢方の診察は特殊か
四診その一――望診
四診その二――問診
四診その三――聞診
望診から発達した舌診
四診その四――切診
脈診
腹診
漢方診断を四診に頼る理由
治療を受けるときに守るべきこと
四診で漢方医は何を診ているのか
漢方医の診察とは「証」を取ること
「証」を決定するもの
虚・実
寒・熱
表・裏
気・血・水
方証相対
〈コラム〉下痢にも便秘にも同じ「○○湯」、何かの間違いではないか
漢方医の手の内
●第三章 漢方薬とはどんなものか
漢方薬は何からできているのか
生薬とは
生薬の発見
生薬の例――普段食べているこれも生薬
その他よく使われる生薬
植物以外の生薬
〈コラム〉生薬はどこで採れるのか
〈参考〉生薬の生産過程
民間薬と生薬との違い
漢方薬の成り立ちと理論
漢方薬は煎じ薬か
漢方薬の名前は覚えにくいか
漢方薬の処方
漢方エキス製剤
エキス剤はお湯に溶かして飲むものなのか
食後に飲んではいけないか
一日三回飲む薬を二回にしてはいけないか
漢方エキス製剤の長所・短所
〈コラム〉薬用植物から生まれた現代医薬品
漢方で生薬を混ぜ合わせて使う理由
〈コラム〉漢方薬は汚くないか、安全か
〈参考〉生薬の残留農薬
●第四章 漢方は「体質改善」できるか
対症療法、原因療法とは
漢方は「自然治癒力」を目覚めさせる方法か
西洋医学による体質改善もあるか
漢方薬による体質改善の正体
漢方が効くミクロのメカニズム
腸内細菌と漢方
腸内細菌叢の違いが「証」?
●第五章 漢方は経験主義か、それとも科学的な根拠があるか
漢方薬が本当に効くということ
漢方は「おまじない」ではないのか
漢方は経験主義か
科学的根拠に基づく医療――EBM
ランダム化比較試験(RCT)とは
漢方薬を西洋医学的に評価する
漢方薬のプラセボ
もう一度問う、漢方薬はやはり効くのか
〈コラム〉「最先端」の大学病院にもある「古い」漢方外来
●第六章「かぜに葛根湯」は正しいか
私のかぜに葛根湯が効かないのはなぜ
かぜの漢方治療にはどんなものがあるか
初期のかぜの漢方治療
「かぜに葛根湯」ではいけないのか
ほかにかぜの漢方薬にはどんなものがあるか
かぜがこじれてしまったら
咳が止まらない場合
漢方薬はタイプ別に使うのが極意
〈コラム〉葛根湯医者
●第七章 漢方薬が効く病気
◇呼吸器の病気
 かぜの漢方治療
 気管支喘息によい漢方薬
◇口腔内・のどの異常
 口内炎に効く漢方薬
 口が渇いて仕方がない場合
 のどのつかえによい漢方薬
◇消化器の異常
 胃痛を漢方で治したい
 便秘に漢方は効くか
 慢性の下痢にも漢方は効くか
 慢性肝炎
◇代謝の異常
 糖尿病が漢方で治るか
 肥満
◇免疫の異常
 関節リウマチ/膠原病は漢方で治るか
◇腎臓・膀胱の異常(泌尿器科の病気を含む)
 人口透析中のかゆみ
 繰り返す膀胱炎を漢方で治せるか
 前立腺肥大症
 切迫性尿失禁
 勃起障害/男性の不妊症
◇その他の内科の病気
 高血圧の薬は飲みたくないが、漢方で治るか
 低血圧は漢方で治るか
 めまい/頭痛
 貧血
◇神経の病気
 心身症と漢方
 どんな心身症に漢方はよいのか
 精神科疾患と漢方――漢方は心の病気にも効くのか
 ストレス
 不眠に漢方は効くか
 神経の病気に対する漢方治療
 脳卒中(脳梗塞・脳出血)
 認知症(痴呆)
 パーキンソン病
 末梢の痛み
◇小児の病気
 「子どもは小さい大人ではない」
 漢方でも子どもと大人では同じ病気でも薬が違うか
 小児のどんな病気に漢方が効くか
 子どものかぜに漢方はよいか
 おなかのかぜ
 五苓散はめまいの薬ではないのか
 五苓散は自家中毒の嘔吐にも効くか
 はしかや水疱瘡にも漢方は効くか
 夜泣きで困っている場合
 おねしょで困っている場合
 〈コラム〉子どもの病気と「脾」
 学校の朝礼で突然倒れる
 アトピー性皮膚炎には漢方が効くか
◇産婦人科の病気
 漢方における産婦人科とは
 女性の体質は漢方に合うと聞くが、本当か
 女性の不定愁訴と漢方
 産婦人科疾患と「血」の関係
 女性向けの「三大処方」
◇皮膚の病気
 身体の内部から起こる皮膚病もある
 漢方で治る皮膚病にはどんなものがあるか
 じんましんで悩んでいる場合
 アトピー性皮膚炎は漢方で治るか――ステロイド対漢方のむなしい対決
 ほかにどんな皮膚病が漢方で治るか
◇眼の病気
 白内障
 眼精疲労
 結膜炎/角膜炎
 仮性近視
 ブドウ膜炎
 緑内障
◇耳鼻科の病気
 めまい
 耳鳴り
 鼻炎
 慢性副鼻腔炎
 本章の最後に
●第八章 漢方はがんに効くか、漢方で難病が治るか
漢方薬はがん、難病の治療に使われるか
がんの一般的な治療――利点と問題点
がん治療における漢方の出番――漢方の抗がん剤?
がん治療に用いられる漢方薬
漢方薬にはがんの発生・転移を抑える力はないのか
肝がんの発症予防を漢方で
がんを漢方のみで治療することについて
がん以外に、どんな難病が漢方で治るのか
難病治療で漢方が「お呼びでない」場面とは
●第九章 漢方薬は長期間飲まなければいけないか
漢方薬は長期間飲み続けるものか
漢方薬には即効性もあるのか
漢方薬はいつまで飲めばよいのか
処方される薬が毎回違う、そんなに変わるものか
●第一〇章 漢方薬の副作用は軽いか
「天然物」漢方薬の副作用は軽いか――漢方薬の安全性神話
意外に知られていない副作用――漢方薬にも副作用がある
薬剤性間質性肺炎――漢方薬でかぜがよくならない、なぜか
小柴胡湯は危ない漢方薬か
甘草による副作用
ほかにも注意すべき副作用はあるか
小児/妊産婦も安全に飲めるか、授乳中でも飲んでよいか
西洋医学と漢方の併用――相乗効果と相殺効果
ほかに問題となりうる相互作用
漢方薬の適切な服用が必要な理由――医師・薬剤師に相談を
〈コラム〉漢方は毒か
●第一一章 漢方治療の長所と短所
漢方で治る病気と治らない病気があるか
漢方の得意とする六つの要点
現代社会における漢方の存在意義
●第一二章 漢方治療が受けられる場所・費用
漢方治療はどこの医療機関で受けられるか
なぜ漢方薬はこんなに使われるのか
全国どこの医師のもとでも漢方治療が受けられる状況
「漢方専門医」はいるか
よい漢方医はどこにいるか
〈コラム〉「教祖様」と「信者」
漢方薬局と漢方クリニックの違い
「本場」の中国人医師に診てほしいとき
漢方治療にはいくらかかるか
〈コラム〉鍼灸は漢方と関係があるか

あとがき
参考文献
索引

※著者紹介は書籍刊行時のものです。

[著]入江 祥史(イリエ ヨシフミ)
一九六五年長崎県生まれ。大阪大学医学部医学科卒業、大阪大学大学院医学研究科博士課程修了(医学博士)。大阪大学医学部付属病院医員(内分泌代謝内科)、ハーバード大学医学部生理化学センター客員研究員、慶應義塾大学病院漢方クリニック医長、千歳烏山内科・漢方クリニック院長などを経て現在、証クリニック吉祥寺院長。慶應義塾大学医学部漢方医学センター非常勤講師。日本東洋医学会認定漢方専門医。著書に『医学生のための漢方・中医学講座』『漢方・中医学講座 基礎理論編』『漢方・中医学講座 鍼灸編――DVDで学ぶ鍼灸実技』(いずれも医歯薬出版)がある。

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