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自然災害から人命を守るための 防災教育マニュアル

柴山 元彦 著 / 戟 忠希 著

刊行年月日:2015/04/22
ISBN:978-4-422-31039-8
判型:A5判
造本:並製
頁数:176頁

「想定外」の災害を生き延びるための、真の知識と判断力を身につけよう。

大地震と大津波が襲い、戦後最悪の被害をおよぼした東日本大震災。M7.0以上の大地震が連続して発生した熊本地震。予想を上回る自然災害の脅威は、まだ私たちの記憶にも鮮明に残っています。
これらの大災害は、もはや行政によるハード面の防災対策だけでは、被害を十分に防げず、防災教育や避難訓練などソフト面の対策が不可欠であることを改めて明らかにしました。

自然災害では、必ず「想定外」のことが起きます。
そのため、一定規模の災害を想定して作られている対症療法的な非常時マニュアルは、想定を超える大災害を前にしては訳に立たないことも少なくありません。

それゆえに、本当の防災のためには、災害現象の対処方法のみならず、なぜ自然災害が起きるのか、自然災害が起こった場合にどのような被害が起こりうるのかを正しく学び、いざというときに正確な判断を下すための応用力を養うことが不可欠です。
それも、大人から子どもまで、ひとりひとりがそれらを身につけ、自分の命は自分で守る意識を持つ必要があります。

こうした防災教育は、実は目新しい学問ではありません。すべての知識は、学生時代に学んだ地学や理科の学習が根幹になっています。
また歴史上たびたび日本を襲った自然災害を記念して建てられた、災害学習のための機関も全国各地に存在します。
しかしながら、そうした基礎知識や各地の学習機関を効果的に結びつけた防災教育の教科書、すなわち「防災教育のためのマニュアル」はこれまで存在しませんでした。

本書は、小・中・高校の教員や各行政機関の防災担当者が、防災教育で参考にし、また日常的に使用参照できる内容を備えた、従来にない教育重視の総合的防災マニュアルです。
地震・津波・土砂・火山・風・水の6つの災害それぞれについて、以下のような理科教育における自然観の育成メソッドに基づいて解説しています。

1)イメージ教育……実際の災害事例を知って興味関心を高める
2)模擬演習……実験・体験で災害のしくみや規模を体感する
3)知識理解……自然現象がなぜ、どのように起こるかを理解する
4)思考判断……基礎知識をもとに、応用力、判断力を身につける

災害の事例や自然現象のしくみが直観的に理解できるよう、多数の写真や図を収録。インターネットで見られる参考動画やウェブサイト、全国の防災教育機関なども多く紹介し、読者個人の学習のみならず、教育・啓蒙活動に役立てられる情報が満載です。
日本に生きる限り決して逃れることはできない自然災害と向き合い、乗り越えるための、必読の書と言えるでしょう。

【目次】
■第1章 地震災害
1.地震は怖い!
2.地震の体験・実験・見学
3.地震を学ぶ
4.地震災害に備える
■第2章 津波災害
1.津波は怖い!
2.津波の実験・体験・見学
3.津波を学ぶ
4.津波災害に備える
■第3章 土砂災害
1.土砂は怖い!
2.土砂災害の実験・体験・見学
3.土砂を学ぶ
4.土砂災害に備える
■第4章 火山災害
1.火山は怖い!
2.火山の実験・体験・見学
3.火山を学ぶ
4.火山災害に備える
■第5章 風災害
1.竜巻は怖い!
2.台風や低気圧の風も怖い!
3.強風の実験・体験・見学
4.強風を学ぶ
5.風災害に備える
■第6章 水害
1.水は怖い!
2.水害の実験・体験・見学
3.水害を学ぶ
4.水害に備える
■避難時マニュアル
■参考文献・出典一覧

※著者紹介は書籍刊行時のものです。

[著]柴山 元彦(シバヤマ モトヒコ)
自然環境研究オフィス代表 理学博士。特定非営利活動法人「地盤・地下水環境NET」理事。大阪市立大学、同志社大学非常勤講師。
1945年大阪市生まれ。大阪市立大学大学院博士課程修了。38年間高校で地学を教え、大阪教育大学付属高等学校副校長も務める。定年後地学の普及のため「自然環境研究オフィス(NPO)」を開設。近年は、NHK文化センター、毎日文化センター、産経学園などで地学野外講座「天然石探し」「親子で化石探し」「名水めぐり」「地学散歩」などの地学関係の講座を開講。また、インドネシアの子供のための防災パンフ(地震、津波、火山)の仕掛け絵本を作成し、10年前より毎年同国に渡航、ボランティアの普及活動を行っている。
著書に『巨石めぐり』『宝石さがしI,II』『化石探し』(いずれも東方出版)、『さあ化石を探しに行こう!』(遊タイム出版)、『大阪自然の歴史』(共著、コロナ社)、『土はおしゃべり』(共著、地盤工学会)などがある。

[著]戟 忠希(ホコ タダキ)
株式会社HOKOネットワーク代表取締役社長、特定非営利活動法人「地盤・地下水環境NET」専務理事、一般社団法人知財経営ネットワーク理事。技術士(応用理学部門、総合技術監理部門)、APEC ENGINEER (Civil,Structual)、環境計量士、一級土木施工管理技士。
1954年大阪府生まれ。大阪市立大学理学部卒。大手建設コンサルタント会社勤務の後、独立し現在に至る。近年は、科学技術の振興および環境保全活動の推進を図っている。また、企業の技術評価や技術移転などを手がけている。技術の目利きに関する観点からのセミナーや子供の理科離れを防ぐためのセミナーには定評がある。
著書に、『環境保全と防災対策に着目した「地盤・地下水開発技術」入門』、『技術者のプロマネ「ミッション遂行力」入門』、『技術融合で「人に役立つ技術」を仕事にする』、『知ってなアカン!技術者のためのマネジメント思考上達法』(いずれも日刊工業新聞社)などがある。

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