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叢書パルマコン・ミクロス01
偏愛的ポピュラー音楽の知識社会学
愉しい音楽の語り方
長﨑 励朗 著
刊行年月日:2021/12/08
ISBN:978-4-422-70125-7
定価:1,870円(税込)
判型:四六判 188mm × 128mm
造本:並製
頁数:216頁
聞いていない音楽について、堂々と語る方法
誰でも簡単に楽しめるがゆえに、日々量産されるポピュラー音楽に対する「語り」。でもそこには、多くの人が気づいていない、さまざまな「思い込み」が隠されている。その起源やメカニズムを明らかにする著者の人気講義〈共通教養特講―ポピュラー音楽の知識社会学〉を元に書き下ろした、愉しく読める社会学入門。小中高生のときから親しんできた音楽について知識社会学的に考えることが、いかに愉しいことかを体感できるテキスト。
♪序章
♪第1章 ロックは社会変革の夢を見るか?――モッズ/ヒッピー比較論
♬第1章のためのディスクガイド
The Stample Singers『Be Altitude: Respect Yourself』(1972)
Howlin’ Wolf『The London Howlin’ Wolf Session』(1971)
♪第2章 苦労した人こそホンモノの音楽を創れる?――フォークと文化の価値転換
♬第2章のためのディスクガイド
Odetta『Odetta Sings Folk Songs』(1963)
なぎら健壱『街の風になって』(1974)
♪第3章 パンクは頭の悪い音楽か?――反知性主義と「声の文化」の可能性
♬第3章のためのディスクガイド
New York Dolls『Too Much Too Soon』(1974)
Friction『Zone Tripper』(1995)
♪第4章 電子音楽は「非人間的」か?――まがい物のリアリティ
♬第4章のためのディスクガイド
Serge Gainsbourg『Initial B. B.』(1968)
♪第5章 国民的音楽は首都から生まれるか? ――マッドチェスター都市論
♬第5章のためのディスクガイド
Electronic『Electronic』
Primal Scream『Sonic Flower Groove』(1987)
♪第6章 日本のヒップホップとお笑いは似ているか?
♬第6章のためのディスクガイド
スチャダラパー『Wild Fancy Alliance』(1993)
A Tribe Called Quest『The Low End Theory』(1991)
♪第7章 音楽は語るべきではない?
♬第7章のためのディスクガイド
Matthew Sweet『Girlfriend』(1991)
Beat Happening『Beat Happening』(1985)
♪終章 「アンダーグラウンド」は売れない人の集まりか?
♬終章のためのディスクガイド
Soul Coughing『Ruvy Vroom』(1994)
Mashina『Ladies & Gentlemen』(1989)
あとがき
折込付録―登場人物相関図
※著者紹介は書籍刊行時のものです。
[著]長﨑 励朗(ナガサキ レオ)
長﨑励朗(ながさき・れお)
桃山学院大学社会学部准教授。1983年大阪府生まれ。京都大学大学院教育学研究科博士課程修了。京都大学博士(教育学)。著書に『つながりの戦後文化史――労音、そして宝塚、万博』(河出書房新社)、翻訳書にD・グッドマン『ラジオが夢見た市民社会――アメリカン・デモクラシーの栄光と挫折』(岩波書店)などがある。趣味は音楽と社会学。近年はYoutubeチャンネル「アーカイブ社会学講義」の主として一般向けに社会学の面白さを伝える活動もおこなっている。
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