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上野瞭を読む
『ひげよ、さらば』の作家
上野瞭を読む会 編著
内容紹介
今こそ読んでほしい、上野瞭作品
時代、社会、人間の問題に常に鋭いまなざしを向けつづけた児童文学作家、上野瞭。
本書は2009年、平素より児童文学に携わる5名が上野瞭作品の読書会を開いたことにはじまり、精選17作品と8つのキーワードをもとにその作品の魅力に迫る手引き書である。
日本児童文学者協会賞を受賞しNHK連続人形劇にもなった代表作、『ひげよ、さらば』等の児童文学作品のほか、ドラマ・映画化された『砂の上のロビンソン』等の小説、晩年、同志社女子大学で催した「晩年学フォーラム」の機関誌ほか評論など、上野瞭を語るうえで欠かせない作品を取り上げる。
上野がその作品を生み出すに至った時代・社会背景に触れ理解を深めながら、作者が込めた思いに光を当て今日的な視点から丁寧に読み解いてく。構想を練ったノートや原稿、自筆のイラストカットなど、貴重な資料も公開する。
「国家」「家族」「出産」「老い」――。今日の私たちにも通ずる普遍的なテーマを斬新な切り口で見せる上野の物語は、今現在を生きる私たちの問題をもあぶり出しているように思えてならない。
〔上野瞭・うえのりょう〕
1928年、京都に生まれる。同志社大学文学部卒業。同志社女子大学教授。児童文学者。著書に『ちょんまげ手まり歌』、『ひげよ、さらば』、『さらば、おやじどの』(いずれも理論社)、『目こぼし歌こぼし』(あかね書房)、『砂の上のロビンソン』、『アリスの穴の中で』(いずれも新潮社)他、多数。もっと見る
目次
口絵
はじめに
◆第一章 児童文学作品
一『ちょんまげ手まり歌』
二『目こぼし歌こぼし』
三『日本宝島』
四『ひげよ、さらば』
五『さらば、おやじどの』
六 幼年童話・中編・短編集
◆第二章 児童文学の延長線上にある作品
七『砂の上のロビンソン』
八『アリスの穴のなかで』
九『三軒目のドラキュラ』
十「晩年学」が目指したもの
◆第三章 評論
十一『戦後児童文学論』
十二『現代の児童文学』
◆座談会 今、なぜ、上野瞭なのか
◆コラム 上野瞭を読み解く・キーワード
「イーヨー」「家族」「国家」「伝承」「夢」「闇」「歌」「病」
◆資料
年譜
著作目録
雑誌論文目録
あとがきもっと見る
著者紹介
※著者紹介は書籍刊行時のものです。[編著]上野瞭を読む会(ウエノリョウヲヨムカイ)
編著者:相川美恵子、小山明代、島式子、藤井佳子、三宅興子もっと見る
訂正のお知らせ
2020年1月刊行の『上野瞭を読む』に誤りがありました。訂正してお詫び申し上げます。
訂正内容につきましては、こちらをご参照ください。 >>>PDF:95.1KB
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