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アカデミア叢書

心的現実感(リアリティ)と離人感

質問紙と風景構成法から見る新たな心理アセスメントへの展開

松下 姫歌 著

刊行年月日:2019/03/12
ISBN:978-4-422-11647-1
判型:A5判 218mm × 156mm
造本:上製
頁数:176頁

心が生きている次元に迫るための新たな視座

自己・身体・外界の体験からリアルさが失われる離人感の奥に、逆説的に、新たな潜在的主体がうごめいている――。離人感それ自体を個々人が体験している心的リアリティと捉え、独自の心理尺度や風景構成法を用いた研究を通じて、一人ひとりのクライエントの心が生きている次元に迫る新たな視座を提示する。主体性や社会性をめぐる現代のさまざまな心理社会的問題にアプローチするための新たなパースペクティヴを構築する試み。

目 次

はじめに

序章 心の生きている次元へのアプローチ──心のポテンシャルを捉える視座
 第1節 生きる主体におけるウェルビーイング──健康観と障害観の国際標準
 第2節 現代社会における心理学的問題──「主体性」と「社会性」をめぐる問題
 第3節 心の生きている次元と心の不調感──心の不調感は新しい自己への入口である
 第4節 本書の視点──心の不調感の中にあるポテンシャルを見出す視座

第1章 離人症論の再検討
 第1節 離人症と離人感
 第2節 離人症論の再検討

第2章 木村敏の存在構造論の理論的再検討
 第1節 動的構造としての自己
 第2節 心の不調と「心の軸足」の関係──存在構造論の再検討

第3章 存在構造論の実証的再検討──心的現実感(リアリティ)と「心の軸足」を捉える視座
 第1節 存在構造質問紙の作成──アンテ・フェストゥム-ポスト・フェストゥム質問紙とイントラ・フェストゥム質問紙
 第2節 存在構造質問紙の実施と分析
 第3節 新たな存在構造論

第4章 木村敏の離人症論の再検討
 第1節 存在構造論の視点からの木村敏の離人症論の理論的再検討
 第2節 離人感尺度の作成
 第3節 離人感の高さと存在構造との関係
 第4節 離人感の質と存在構造との関係
 第5節 結論

第5章 心的現実感と「心の視点」を捉える風景構成法による心理アセスメント
 第1節 離人感というポテンシャル
 第2節 メタノエシス面のあり方の特徴へのアプローチとしての風景構成法の構成型
 第3節 離人感と高石の構成型との関係
 第4節 新たな構成型
 第5節 新たな分類基準による構成型と離人感との関係
 第6節 離人感と新しい分類基準による構成型との関係についての総合的考察
 第7節 VI’の下位分類に含まれる心的観点
 第8節 離人感の奥にあるもの──VI’の下位分類に見られる“ズレ”の性質を捉えるアセスメントと関わり

第6章 本書のまとめと総合的検討──自己性のポテンシャルを生きる
 第1節 離人症論と存在構造論の刷新
 第2節 離人感と心の軸足
 第3節 描画にポテンシャルを見出す新しい視点の提示
 第4節 ポテンシャルを見出す視点を心理的アプローチにどう生かすか

文献
索引
おわりに

※著者紹介は書籍刊行時のものです。

[著]松下 姫歌(マツシタ ヒメカ)
松下姫歌(まつした・ひめか)
1968年兵庫県生まれ。京都大学大学院教育学研究科博士後期課程修了。博士(教育学)、臨床心理士。現在、京都大学大学院教育学研究科准教授。専攻は臨床心理学。主な著書に『心理療法における「私」との出会い』(創元社、共編著)、『バウムの心理臨床』(創元社、共著)、『「発達障害」と心理臨床』(創元社、共著)などがある。

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