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アカデミア叢書

箱庭療法の治癒へのプロセス

異質な自分との出会いとこころの揺らぎ

不破 早央里 著

刊行年月日:2021/03/24
ISBN:978-4-422-11651-8
定価:本体3,600円+税
判型:A5判
造本:上製
頁数:240頁

なぜ箱庭を制作すれば治癒に向かうのか?

箱庭を制作する時、様々な心の動きが生じる。その力動や主観的な体験が治癒につながることは知られてきたが、調査研究は十分ではなかった。また、心理療法では箱庭を複数回制作することが多いが、その連続性について扱った調査研究も少なく、臨床実践との乖離が懸念されてきた。それを踏まえ、連続した箱庭制作における体験に焦点を当て、その〈力動〉〈プロセス〉を検討することで箱庭がなぜ治癒につながるのか、その要因を探る。

序 章 箱庭を制作することで何が起きるのか
 1.箱庭によって引き起こされる心の動き
 2.本書の目的と構成

第1章 箱庭療法の治癒的要因の概観と展望――「力動」「連続性」「プロセス」の観点から
 1.はじめに
 2.治癒的要因の概観
 3.治癒的要因に関する研究の発展――各要因を踏まえて
 4.箱庭研究の展望――「力動」「連続性」「プロセス」から捉える箱庭療法
 5.本書における研究の視点

第2章 制作者の自我と箱庭の関係性と箱庭制作体験
 1.問題と目的
 2.方法
 3.結果
 4.考察
 5.事例検討
 6.総合考察と課題の検討

第3章 箱庭療法における制作者のもつ主観的な力動と関係性について
 1.問題・目的
 2.制作者のもつ力動と関係性について
 3.力動と関係性を表す手法について
 4.第2章で示された力動と関係性について
 5.本章のまとめと次章における視点 

第4章 連続する箱庭制作体験における制作者の自我と箱庭の関係性と制作体験――量的分析から
 1.問題と目的
 2.方法
 3.結果と考察
 4.総合考察――本章で示された主観的体験とは

第5章 連続する箱庭制作における制作者の自我と箱庭の関係性と箱庭制作体験――印象の分析と事例検討から
 1.問題・目的
 2.方法
 3.印象評定の分析
 4.事例検討
 5.総合考察

第6章 連続する箱庭制作におけるプロセスの検討――3回の箱庭制作を通して
 1.問題・目的
 2.方法
 3.結果と考察①――1回目から2回目へ
 4.結果と考察②――2回目から3回目へ
 5.総合考察

第7章 心理療法において異質な自分と出会うことの意義――理論研究と調査研究を踏まえて
 1.はじめに
 2.心理療法過程の中での「自分」
 3.理論的に捉える “自分の揺らぎ”
 4.調査研究から捉える “自分の揺らぎ”
 5.“自分の揺らぎ” の意義――二つの側面から

第8章 箱庭療法における連続性とプロセス
 1.はじめに
 2.箱庭療法と連続性・時間
 3.調査研究の結果のまとめ
 4.調査研究で見られたそれぞれのプロセスについて
 5.4回の箱庭制作の調査事例について――3回から4回へ
 6.箱庭制作における連続性
 7.おわりに

終章 箱庭療法における制作者の主観的体験と治癒的要因
 1.“箱庭を制作する” こと
 2.箱庭療法における “揺らぎ”
 3.箱庭の備える三次元性
 4.本書の課題と今後の箱庭研究の展望


文献一覧
索 引
あとがき

※著者紹介は書籍刊行時のものです。

[著]不破 早央里(フワ サオリ)
不破早央里(ふわ・さおり)
1993年、愛知県名古屋市生まれ。京都大学教育学部を卒業し、2020年、京都大学大学院教育学研究科博士後期課程修了。博士(教育学)。臨床心理士。公認心理師。現在、中京大学心理学部任期制助手。専門は臨床心理学、心理療法。論文に「制作者の自我と箱庭の関係性と箱庭制作体験」(箱庭療法学研究,第31巻第1号,2018年)など。

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