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日本ユング心理学会(AJAJ)主催の公開シンポジウムをまとめた「ユング心理学研究」シリーズの第2巻。人類学者・中沢新一が「ユングと曼荼羅」という演題で、人類学的視点を織り交ぜ、曼荼羅について語った貴重な講演と、講演後の討論を収録。また、今回から初めてユング心理学の研究者による論文を収録。山中康裕を初めとした研究者の知見に触れることもできる。ユング心理学に興味をもつ人の知的好奇心をくすぐる一冊。
はじめに
シンポジウム
基調講演「ユングと曼荼羅」 中沢新一
討論─基調講演を受けて 指定討論者 河合俊雄・川戸圓
論文
特別寄稿
「深層心理学から見た華厳経(HUA YEN CHING)〔大方広佛華厳経
(Buddhavatamsakanama-Maha-Vaipulya-Sutra)〕の宇宙」 山中康裕
研究論文
「『見えないもの』への名付けとしての〈異人〉――柳田国男の『遠野物語』を手掛かりに」 竹中菜苗
「諏訪大社ミシャグジ儀礼に関する分析心理学的考察――上社大祝即位儀礼について」吉川眞理
「動きつづける〈わたし〉と“賢者の石”の生成プロセス――注意欠陥多動性障害の男子との箱庭療法」 田熊友紀子
『ユング心理学研究』投稿規定(2009年9月改定)
※著者紹介は書籍刊行時のものです。
[編]日本ユング心理学会(ニホンユングシンリガッカイ)