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多くの日本人を魅了してやまない清貧の僧の言葉が、欲にまみれた現代に猛省をうながす
良寛を評して「最も日本人らしい日本人」という言葉があるが、良寛ほど多くの日本人を魅了してきた人物はいない。詩歌と書に優れ、暮らしぶりは清貧そのもの。子どもたちと手まりに興じ、平凡な日常を送る村人たちとも無心につきあいながら、なお孤高の精神世界に遊ぶことができたこの禅僧は、何を思い、何を望んで一生を過ごしたのか。乞食と漂泊に培われた人間性からほとばしり出た言葉は、欲にまみれた現代に猛省をうながす。
言葉編
Ⅰ 修行を生きる
Ⅱ 清貧の風景
Ⅲ 風流と枯淡
Ⅳ 老いの作法
生涯編
略年譜
良寛の生涯
※著者紹介は書籍刊行時のものです。
[著]中野 東禅(ナカノ トウゼン)