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「知の再発見」双書135
ヨーロッパ古城物語
ジャン・メスキ 著 / 堀越 孝一 監修 / 遠藤 ゆかり 訳
刊行年月日:2007/10/17
ISBN:978-4-422-21195-4
定価:本体1,600円+税
判型:B6判変型
造本:並製
頁数:168頁
「中世ヨーロッパの城」からイメージするのは武装した騎士、伝説上の英雄や歴史小説に登場する騎士たち、馬上槍試合、宮廷内の恋愛、拷問部屋、地下牢や地下道などだろう。しかし実際の姿はロマンティックなイメージとは異なったものだった。城はまず、その地方の権力の中枢であり、行政の中心であり、領主の居住であった。その基本的な性格は程度の差こそあれ、敵の襲撃から身を守るための「堅固な要塞」であった。
第1章 中世ヨーロッパの城、その軍事的性格
第2章 城の形としくみ
第3章 城の暮らしの日常
第4章 象徴から伝説へ
資料編
1 象徴と地位:モット(盛り土)と塔
2 13世紀に標準化された「フランス式」の城
3 中東の純粋な要塞
4 君主や領主の邸宅
5 14世紀の防御施設と邸宅
6 建築主の役割
7 専門家の役割
8 ロマン主義の城、歴史建造物の城
※著者紹介は書籍刊行時のものです。
[著]ジャン・メスキ(メスキ,ジャン)
[監修]堀越 孝一(ホリコシ コウイチ)
[訳]遠藤 ゆかり(エンドウ ユカリ)