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地魚の文化誌
魚食をめぐる人の営み
太田 雅士 著
内容紹介
地域に根づいた知られざる魚食文化を探究
地元の魚、近海で獲れた魚という意味をもつ「地魚」は、大量流通の規格品にはない魅力と美味を秘めている。本書は、そんな知る人ぞ知る存在の地魚について、漁獲・加工・流通・料理というすべての過程を、地域の商慣習や歴史とともに探究。卸売市場勤務のかたわら、魚食文化と食育の普及活動に精力を注いできた著者が、漁業や市場関係者、料理人のほか、産地と都市をつないできた行商人の聞き書きもまじえ描き出す文化誌。もっと見る
目次
カラー口絵
はじめに
第1章 地魚に秘められた魅力――余すところなく食べつくす
第2章 地魚の文化と習俗――人の暮らしに根づく魚
第3章 地魚を育む海――変貌する海洋資源と環境
第4章 地魚を獲る――さまざまな漁法、漁業という仕事
第5章 地魚を商う――浜と都会をつなぐ人々
終章 地魚に出会える場所――見る、体験する、食べる
おわりに
参考文献
索引もっと見る
著者紹介
※著者紹介は書籍刊行時のものです。[著]太田 雅士(オオタ マサシ)
太田雅士(おおた・まさし)
1959年、兵庫県生まれ。1981年、近畿大学農学部水産学科を卒業後、卸売市場(大阪市中央卸売市場・木津市場・鶴橋市場)・活魚問屋・百貨店・大阪府漁連などで水産物の仕入・販売・普及に従事。2007年に社団法人日本食育者協会を設立し、シーフードマイスター養成講座の運営にあたる。現在は、魚食文化の普及と環境に優しい商品づくりをめざす企業を支援する活動を行う。主な著作に『食い倒れ大阪発』(文芸社)、「大阪鶴橋鮮魚卸商組合50年の歩み」のほか、関連業界の機関誌に連載・寄稿多数。もっと見る
メディア情報
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