創元社NEWS*2020年2月号

様々あったはずのお正月から、ふと気づけば2月も半ばになりました。皆さまいかがお過ごしでしょうか。
直近であったニュースとしては、弊社刊行のカーネギー『人を動かす』が、オリエンタルラジオの中田敦彦さんの運営されている「 中田敦彦のYouTubeチャンネル」にて3日間にわたってご紹介いただいたり、大人気キャラクター・ふなっしー(本名:フナディウス4世)に インタビュー記事の中で「お薦めのビジネス書」としてご紹介いただいたり、といったことがありました。

ふなっしーの記事では、フィリップ・コトラーの『マーケティング・マネジメント』と一緒に弊社書籍を取り上げていただくなど、氏(梨?)の学識の広さに驚きましたが、それ以上に感銘を受けたのは、ふなっしーの仕事に対する真摯さです。
自身の体調、船橋市への貢献、ファンの思い。
それら様々なものを受け止めつつ、見るものを楽しませることを忘れないふなっしーのインタビューを読んで、長年のファンである弊社営業もあらためて「ずっと大好き」と語っておりました。

そうした方々の影響力の大きさに驚きつつ、読み手に届けるチャンネル開拓の思いを新たにする昨今です。
それでは今月のメルマガをお送りいたします。
編集者の裏×裏・・・イチオシの新刊を担当編集者の声とともにご紹介。
新刊情報・・・絶賛発売中の新刊ラインナップ。
営業部だより・・・営業部員がお届けする、本が読まれる現場からの報告。
[連載]ソジーのゲラ・・・公式キャラクター・ソジーが現在編集中の本のゲラを紹介。
キャンペーンのお知らせ・・・「こども『人を動かす』」購入者特典。
イベントのお知らせ・・・今月開催予定のイベント情報。
「創元社note部」更新情報・・・最新のnote更新情報をお知らせ。
「じんぶん堂」掲載情報・・・「じんぶん堂」に掲載された弊社記事をお知らせ。

 編集者の裏×裏(ウラジジョウ)
イチオシの新刊を担当編集者の声とともにご紹介。

世界を変えた150の科学の本【2/10発売】
ブライアン・クレッグ著/石黒千秋訳 定価(本体2,800円+税)

全ての時代を通じて、最も鋭敏な知性によって著された本の数々。それらをひも解き、サイエンスの歴史を語ることによって、本書はときに緩やかな、そしてときに革命的な変化をもたらした人類の努力の成果を明らかにする。
『ヒポクラテス全集』、アリストテレスの『自然学』から『ホーキング、宇宙を語る』『サピエンス全史』まで、豊富なビジュアル資料でたどる自然科学書2500年の歩み。

担当編集者より
いわゆる「本の本」であるブックガイドは、これまでにもさまざまなジャンルやタイプのものが出ていて、新刊を見ると思わず手に取ってしまうというファンの方も多いのではないでしょうか。かくいう私も「新たな本との出会いを求めて…」という崇高(?)な目的よりも、肩がこらずに楽しめる読み物として、こうしたガイド本に触れる機会が多いように感じます。
本書は数ある書物の中で、特に「サイエンス」に絞った名著を集めたもので、誉れ高い古典から最近の話題では世界的なベストセラーになった『サピエンス全史』、ノーベル化学賞を受賞した吉野彰氏の原点になったという『ロウソクの科学』まで、科学が苦手だった人でもどこかで聞いたことがあるというタイトルが数多く紹介されています。また、古代から現代まで時系列でたどる構成になっているため、初めから読み通せば2500年に及ぶ科学史を概観できるところもポイント。豊富なカラービジュアル(原書の表紙)は眺めているだけでうっとりする…というのもブックガイド好きの「あるある」ですよね。ぜひご堪能ください!
(TH)

╋ 新刊情報
絶賛発売中の新刊ラインナップ。

「数」はいかに世界を変えたか【1/15発売】
トム・ジャクソン著/緑慎也訳 定価(本体2,400円+税)

「数(Numbers)」とは一体なんなのか? 数がいかに世界を形づくり、また変えてきたのかを美しい図版や事例で紹介。


初心者のための詰将棋【1/15発売】
高橋道雄著 定価(本体1,000円+税)

駒を捨てて攻めるなどといったことはせず、実戦的な感覚で詰みあげる、初心者にとって考えやすい問題集。


こども『道は開ける』――なやみのなくし方【1/22発売】
齋藤孝著 定価(本体1,400円+税)

古典的名著『道は開ける』を、カーネギーおじさんのアドバイスに沿って、教育学者の齋藤孝が子ども向けにわかりやすく解説。

上野瞭を読む――『ひげよ、さらば』の作家【1/31発売】
上野瞭を読む会編著 定価(本体2,000円+税)

精選17作品と8つのキーワードから今を生きる私たちの中にこそ息づく作品の魅力に迫る。構想ノート等貴重な資料も公開。


╋ 営業部だより
営業部員がお届けする、本が読まれる現場からの報告。
先日、「自動運転バスの実証実験が始まる」というニュースを見ました。
まだ課題は多いものの少しずつ実用化に近づいているそうです。
弊社が学会・イベント等に出展する際には、商品をワゴン車に積んで担当者自らハンドルを握り会場へ向かうことがほとんどです。
しかも近場に限らず、時には関東方面や九州方面にも。
「こんな遠くまで車で来たの!?」と驚かれることもしばしばです。
車の良い点は人と荷物が一緒に移動できて安上がりなところでしょうか。悪い点はとにかく疲れる、時間がかかる、渋滞に巻き込まれたら地獄…。
なんだか悪い点ばかり次々と思いついてしまいますが、通ったことのない道、行ったことのない場所をドライブできるのはなかなか楽しいものです。(こんなことを言うと運転が苦手で大嫌いな同じ部署の後輩に全力で否定されそうですが。)
自動運転が実用化される日と、後輩が運転嫌いを克服する日、先にやって来るのは果たしてどちらでしょうか…。(SY)


[連載]ソジーのゲラ
公式キャラクター・ソジーが現在編集中の本のゲラを紹介。

「ソジー、今度は何の本のゲラを見つけたの?」

あ、これは3月の新刊『 こども「話し方入門」――伝わる話し方』のゲラだね。
これは創元社の大黒柱ともいえるカーネギー・シリーズ『人を動かす』『道は開ける』『話し方入門』を、齋藤孝さんが子どもたちにもわかるように、やさしく解説してくれる絵本の第3弾だよ。イラストは大人気・ニシワキタダシさん。
カーネギーの本は、ビジネス書の名著として有名だけど、大人だけじゃなく学生でも、子どもでも、社会で円滑に生きていくのに必要なスキルが身につく内容なんだ。
ただ、いいこと書いてあるんだけど、私は正直、元の本はちょっと説教臭いなあって感じちゃってたんだよね。絵本にはそういうところがないし、見開きで1テーマがするっと頭に入ってくるね。ニシワキさんの1コマギャグマンガみたいなイラストもおもしろくて、思わず吹き出しちゃう!
 
しかも! この「こどもカーネギー」シリーズ、第1巻の『こども「人を動かす」』の帯についている応募券を専用応募はがきに貼ってアンケートを送ると、先着で 500円の図書カードがもらえるキャンペーン中なんだよ!(締切:3月31日消印有効)
500円あれば、最近ソジーが読んでる『●滅の刃』の新刊も買えるね~!

あっソジー、編集原本にハサミ入れちゃだめ! ちゃんと本屋さんで買ってください!(O)

╋ キャンペーンのお知らせ
現在実施中のキャンペーン情報。
【1】『こども「人を動かす」』購入者特典
カーネギーおじさんに教わるシリーズ1『こども「人を動かす」』の帯についている応募券でお申し込みいただいた方、先着300名様に500円分の図書カードをプレゼントいたします。
>> 『カーネギーおじさんに教わるシリーズ 全3巻』特設サイト

╋ イベントのお知らせ
※スケジュールや内容は変更になることがございます。
小さな版画とフレーム展
~自分の好きな「世界」を選ぶ、贈る、飾る楽しみ~
*弊社刊『信じてみたい 幸せを招く世界のしるし』イラストの出口春菜氏が出展
日時:1月21日(火)~2月16日(日)
場所:梅田 蔦屋書店 ガーデンラウンジ ステージ
   (大阪府大阪市北区梅田3-1-3 ルクア イーレ9F)
>>詳しくはこちら

温又柔『「国語」から旅立って』(新曜社)、ニケシュ・シュクラ編(栢木清吾訳)『よい移民』(創元社)刊行記念対談
「いくつもの声とともに――書く、訳す、物語る」

日時:2月16日(日)15:00~17:30(14:30開場)
場所:神戸大学梅田インテリジェントラボラトリ
   (大阪市北区鶴野1-9梅田ゲートタワー8階)
>>詳しくはこちら
 *定員に達しましたので、受付を終了しています。

■『マンガでわかる子育てコーディネート』発売記念
山本ユキコ氏、ながさわゆみこ氏トークショー
日時:3月7日(土)14:00~15:00
場所:イムズ4階 紀伊國屋書店天神イムズ店 Cゾーン内特設会場
   (福岡県福岡市中央区天神1丁目7-11 )
>>詳しくはこちら

╋ 「創元社note部」更新情報
最新のnote更新情報をお知らせ。
『よい移民』関連情報集積所
2019年に弊社から刊行した書籍『よい移民』に関連した情報を集めました。

╋ 「じんぶん堂」掲載情報
「じんぶん堂」に掲載された弊社記事をお知らせ。
「歴史学の研究って、ロマンがありますね」 『歴史学で卒業論文を書くために』に寄せて
「歴史を研究するとはどういうことか」――基礎から史料読解、文章の書き方までを指南します。
  >>「じんぶん堂」サイトで記事を読む

悪魔、巨人、仮面、魔法の馬、そしてなまはげ 『世界一おもしろいお祭りの本』
お互いの文化を尊重し、多様性を保つための異文化教育・異文化理解は、グローバル化の進む昨今、ビジネスや教育の現場でとても重要なトピックになっています。『世界一おもしろいお祭りの本』は、世界の不思議なお祭りをカラフルな図版とともに紹介したイラストブック。「それぞれの地域・民族で長く伝承されてきたお祭り」という切り口から、その土地で生きる人々が大事にしてきた考え方や信仰を知ることのできる一冊です。
  >>「じんぶん堂」サイトで記事を読む

歴史研究の来し方行く末 川北稔『私と西洋史研究――歴史家の役割』
本書は、計量経済史、生活史、世界システム論など、次々と新しい手法を開拓しながら戦後の西洋史学界を牽引してきたイギリス史の泰斗、川北稔先生の研究史を辿ったものです。しかし単なる思い出語りの本ではありません。画期をなした研究の背景や手法の解説はそれ自体興味深いものですが、併せて西洋史学界の動向や評価、歴史研究のあり方などについて忌憚なく語られていて、これがめっぽう面白くて、ためになります。
  >>「じんぶん堂」サイトで記事を読む

アヴァンギャルドな児童文学作家「上野瞭」を読む
「児童文学」と聞くと、どのようなイメージを持つだろうか。「やさしい」「夢がある」「かわいらしい」……。永らく児童書から遠ざかっていた私は、恥ずかしながらせいぜいこのようなイメージしか持っていなかった。それが、この本に携わるにあたり、一変した。本書は平素より児童文学に携わる5名が、上野瞭の数ある作品のうち17作品を選りすぐり、その魅力に迫った「上野ワールド」への入門書だ。現代の問題までを鋭く見据えていたかのような上野作品の魅力を、一部引用しながらご紹介する。

「子どもの目」を通して現実の多層性にふれる 河合隼雄『河合隼雄と子どもの目』
著者は日本の臨床心理学における第一人者ですが、この本には難しい心理学用語は一切登場せず、一般的な読み物として読むことができます。ですが心理学というバックボーンをもつ著者の視点から児童文学というものを見てみたとき、そこには心理学が扱う「こころ」や「たましい」の問題が現れてくるのです。
  >>「じんぶん堂」サイトで記事を読む

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