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精神分析のすすめ
わが国におけるその成り立ちと展望
小此木 啓吾 編著
内容紹介
本書の著者、小此木啓吾は、日本に精神分析を導入した古澤平作の弟子で、実質的には、精神分析を日本の精神科医療の現場に広め定着させた人物である。本書は、著者の個人史とからめながら、これまでの膨大な研究と臨床の歴史を一望する集大成ともいえる書。著者独自の治療構造論、乳幼児研究、家族研究、フロイト研究、対象喪失とモーニングなど、その多彩な研究の足跡は、心の臨床に携わる臨床家必読の貴重な記録となっている。もっと見る
目次
◆第1部 その成り立ちから現在へ
第1章 神経学との出会い
第2章 哲学少年の私
第3章 情動と乳幼児研究
第4章 私の臨床的な家族とのかかわり
第5章 古澤平作と阿闍世コンプレックス
第6章 精神療法家の私と患者さんたちの人生
◆第2部 現在そしてこれからへ
第1章 事後性
第2章 治療構造論
その1 治療構造論の展開とその背景
その2 治療構造論の実際
第3章 情動と乳幼児研究、そして児童治療
その1 児童治療における前言語的交流と言語的交流
その2 アンナ・フロイト、メラニー・クライン児童分析論争
その3 精神分析の中のウィニコット
第4章 精神療法と家族
第5章 母性再考
第6章 精神療法家フロイトの三つの信条
◆第3部 私のフロイト研究と対象喪失とモーニング
第1章 対象喪失とモーニング
第2章 わがフロイト像
エピローグ いま、そしてこれからの精神分析の課題
1 D・スターンの間主観的なかかわりあい
2 間主観性理論についてもっと見る
著者紹介
※著者紹介は書籍刊行時のものです。[編著]小此木 啓吾(オコノギ ケイゴ)
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