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アカデミア叢書

現代美術の場としてのポーランド

カントルからの継承と変容

加須屋 明子 著

刊行年月日:2021/05/20
ISBN:978-4-422-70118-9
定価:5,060円(税込)
判型:A5判
造本:上製
頁数:296頁

カントルを起点として読み解く現代美術

ポーランドは度重なる戦いや三国分割、東西冷戦など、厳しく複雑な歴史を歩んできた。その間、ポーランド性を保つために芸術は大きな役割を果たす。本書では、こうしたポーランド美術、とりわけ前衛美術の継承と発展について、20世紀後半の芸術運動において大きな影響を与えたタデウシュ・カントルを起点としながら読み解き、日本の現代美術との比較を試みる。巻末には年表資料とクリコテカの常設展示解説のうち、「タデウシュ・カントル エピソード1」の日本語訳も掲載。

【目次】

はじめに

序章 前衛の胎動と発展――ポーランドと日本
 1 前衛の一〇〇年――ポーランド
 2 前衛の一〇〇年――日本
 3 ポーランドと日本、両国の関係

第一章 ポーランドの美術・デザインの教育史
 1 ワルシャワ美術アカデミー(一九〇四~)
 2 ヤン・マテイコ美術アカデミー、クラクフ(一八一八~)
 3 マグダレナ・アバカノヴィチ芸術大学、ポズナン(一九一九~)
 4 オスカル・ハンセンの「開かれた形」とその継承

第二章 タデウシュ・カントル――身体と記憶―美術と演劇の相関関係
 1 ポストドラマティックとポストヒューマン
 2 アカデミー卒業から独立劇場
 3 戦後――若手美術家によるクラクフ・グループ2と劇団クリコ2
 4 アンフォルメル演劇、ゼロ演劇、ハプニングとクリコタージュ

第三章 死の劇場――カントルを受け継ぐ
 1 「死の劇場――カントルへのオマージュ」展
 2 記憶の継承、歴史と向き合う――負の遺産と技術

第四章 昼の家、夜の家
 1 「素描家の会議」
 2 「昼の家、夜の家」ワークショップ
 3 「ARTIST WORKSHOP @KCUA 成果発表展」

第五章 「コモン・アフェアーズ」――何がコモンなのか
 1 アグニェシュカ・ポルスカ
 2 モニカ・ソスノフスカ
 3 カロル・ラヂシェフスキ
 4 アンナ・モルスカ
 5 パヴェウ・アルトハメル

第六章 儚い詩情――美学と批評の間―「セレブレーション」展
 1 セレブレーション
 2 日本の美学「もののあわれ」と批評性
 3 ポーランドの「批判的」まなざしと美的感性

おわりに


初出一覧
図版出典
参考文献
人名索引
事項索引

付録
 クリコテカ常設展示解説
 カントル関連年表

※著者紹介は書籍刊行時のものです。

[著]加須屋 明子(カスヤ アキコ)
加須屋明子(かすや・あきこ)
1963年生まれ。1989年から1991年ポーランドのヤギェロン大学哲学研究所美学研究室留学、1991年京都大学大学院哲学研究科博士後期課程修了。国立国際美術館学芸課勤務を経て、現在、京都市立芸術大学教授。著書に『ポーランドの前衛美術』(創元社、2014年)、共著に『中欧の現代美術』(彩流社、2014年)、『中欧のモダンアート』(彩流社、2013年)、『叢書コンフリクトのなかの芸術と表現 文化的ダイナミズムの地平』(大阪大学出版会、2012年)、『美術史をつくった女性たち』(勁草書房、2003年)、『アヴァンギャルド宣言』(三元社、2005年)など。共訳書に『珠玉のポーランド絵画』(創元社、2014年)など。

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