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アカデミア叢書

心理療法過程で生じる夢の意味

夢の構造面についての分析から

粉川 尚枝 著

刊行年月日:2020/03/17
ISBN:978-4-422-11650-1
判型:A5判
造本:上製
頁数:176頁

夢の構造から読み解く夢の意味

本書は、心理療法の過程で、クライエントの心理的テーマが夢にどのように現れ、その夢はどのように変容していくのか、夢の構造に着目して行った研究である。臨床事例研究の分析、非臨床群への質問紙調査、著名な臨床家らの文献研究などを通し、日本とドイツという異文化間の事例の文化差と、さまざまな年代の事例の時代差を検討。心理療法過程に出現する典型的な夢の構造パターンや、日本人の夢の一貫した特徴をあぶり出している。

序章
 1.本書の目的
 2.本書の構成

第1章 心理臨床場面における夢の用いられ方――諸学派の理論の比較から
 1.Freudの夢理論――「夢解釈」とその後の展開
 2.Freud以後の諸学派の夢の用い方
 3.諸学派の夢理論を通して
 4.分析心理学派の夢理論と本研究の理論的背景

第2章 夢の構造分析を用いた日本人の夢と西洋人の夢の比較の試み
 1.本章の目的
 2.調査1
 3.調査2
 4.総合考察

第3章 夢分析を用いた日本の事例についての夢の構造の特徴に関する検討
 1.本章の目的――日本人の心の構造と現代人の心の構造という2つの視点からの検討
 2.調査方法
 3.各事例の分析結果と考察
 4.総合考察――3事例に共通する主要な夢の構造の検討

第4章 夢見手の自己感の様相と夢の構造の関連
 1.本章の調査の問題意識と目的
 2.方法
 3.結果と考察
 4.総合考察――現代の若者の自己感の様相と夢の関連

第5章 心理療法過程で生じる夢の中の他者、物、場所の役割
 1.本章の問題意識――夢の中の対象として現れるイメージへの着目
 2.夢の中の他者の役割
 3.夢の中の物の役割
 4.夢の中の場所の役割
 5.総合考察

第6章 ドイツの事例と日本の事例の夢の構造に関する比較
 1.本章の調査の問題意識と目的
 2.方法
 3.結果と考察
 4.総合考察

第7章 日本の事例の特徴と示唆された夢の構造に関する検討――夢の私が対象を見ている状況・対象主導の夢の私への友好的な働きかけ
 1.本章の調査の問題意識と目的
 2.方法
 3.“夢の私が対象を見ている”パターンの検討――心理療法の経過前後の比較
 4.“夢の中の対象主導で、夢の私が友好的に働きかけられる”パターンの検討――心理療法の経過前後の比較
 5.総合考察――日本の事例における両パターンの特徴と役割

終章 心理療法過程で生じる夢の意味
 1.夢自我の強化と関わる夢の私の主体的成長のテーマ
 2.夢の私の主体的成長の過程――クライエントの心の構造との関連
 3.夢の中の対象と夢の私の関わりの意味――夢の中の対象の果たす役割
 4.夢の中に生じる動きと夢の私の内的体験の持つ意味

文献一覧
索引
初出一覧
あとがき

※著者紹介は書籍刊行時のものです。

[著]粉川 尚枝(コナカワ ヒサエ)
粉川尚枝(こなかわ・ひさえ)
1990年生まれ。京都大学教育学部を卒業し、2018年に京都大学大学院教育学研究科博士後期課程修了。博士(教育学)。臨床心理士・公認心理師。現在、京都大学こころの未来研究センター特定研究員。専門は臨床心理学、心理療法。論文に「Attempt at Comparison of Japanese and Western Dreams Using Structural Dream Analysis((訳)夢の構造分析を用いた日本人の夢と西洋人の夢の比較の試み)」(箱庭療法学研究,第29巻第1号,2016年)、「夢見手の自己感の様相と夢の構造の関連」(箱庭療法学研究,第31巻第2号,2018年)など。

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