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揺れるたましいの深層
こころとからだの臨床学
山中 康裕 監修 / 中島 登代子 編著 / 森岡 正芳 編著 / 前林 清和 編著 / 中間 玲子 著 / 前田 正 著 / 岸本 寛史 著 / 髙橋 幸治 著 / 廣瀬 幸市 著 / 荒屋 昌弘 著 / 木村 佐枝子 著 / 仁里 文美 著 / 古谷 学 著 / 名取 琢自 著 / 中込 四郎 著 / 鈴木 壯 著 / 土屋 裕睦 著 / 坂中 尚哉 著 / 長岡 由紀子 著
刊行年月日:2012/12/18
ISBN:978-4-422-11556-6
定価:本体3,400円+税
判型:A5判
造本:上製
頁数:296頁
体と心のつながりについては、さまざまな方面からのアプローチがあるが、それが個人の体・心から環境・文化的な体験へと広がり深まるとき、その共震は「たましいの揺れ」として人に、歴史に、刻まれていく。その諸層を「二度の大震災」にまつわり、深層心理学に依拠し、そして競技アスリートの心のケアも視野に、多方面から自在に描く。〈日本臨床心理身体運動学会〉がこれから総力あげて挑む「こころとからだの臨床学」の地平!
はじめに 「揺れるたましい」を監修して
序章 揺れるたましい 山中康裕
第一部 大地の揺れとこころの揺れ
第一章 大震災とたましい 前林清和
第二章 希望を生む協働――大震災とこころの揺れ 森岡正芳
第三章 「揺れるたましい」と「死の欲動」――被災しなかった私の震災体験 中間玲子
第四章 心理療法における魂の揺れについて――分析心理学的考察
前田 正
第二部 人のこころと生活のゆらぎ
第一章 病名の衝撃 岸本寛史
第二章 こころと現実をつなぐファンタジー体験 髙橋幸治
第三章 アトラクターを超えて 廣瀬幸市
第四章 子どもとその家族――生きることと揺れること 荒屋昌弘
第三部 たましいのありか
第一章 宗教とたましい 木村佐枝子
第二章 自らの証を求めて 仁里文美
第三章 揺れながら生きる 古谷 学
第四章 自己〈セルフ〉元型の方程式と個人のこころ――ユング『アイオーン』をめぐるフォン・フランツの言葉から 名取琢自
第四部 からだの動きとこころの揺れ
第一章 トップアスリートの競技引退 中込四郎
第二章 アスリートのこころの揺れ――身体が語るこころ 鈴木 壯
第三章 アスリ-トヘのメンタルサポートと震災 土屋裕睦
第四章 反復し更新されるいのちの諸相――心理療法およびスポーツを主題に 坂中尚哉
第五章 内なる揺れるものの存在――ウルトラマラソンと千日回峰行、その静寂のなかから 長岡由紀子
終 章 揺れるこころと心理臨床――揺れる大地と自然のちから 中島登代子
※著者紹介は書籍刊行時のものです。
[監修]山中 康裕(ヤマナカ ヤスヒロ)
名古屋市立大学大学院医学研究科修了、医学博士。京都ヘルメス研究所所長・京都大学名誉教授。カワンセラー(河川救護士)。
[編著]中島 登代子(ナカジマ トヨコ)
日本第行く大学大学院体育学研究科修士課程修了。浜松大学大学院健康科学研究科臨床心理学専攻教授。
[編著]森岡 正芳(モリオカ マサヨシ)
京都大学大学院教育学研究科博士後期課程修了、博士(教育学)。神戸大学大学院人間発達環境学研究科教授。
[編著]前林 清和(マエバヤシ キヨカズ)
筑波大学大学院修士課程体育学研究科体育方法学専攻修了、博士(文学)。神戸学院大学人文学部・学際教育機構「防災・社会貢献ユニット」教授。
[著]中間 玲子(ナカマ レイコ)
[著]前田 正(マエダ タダシ)
[著]岸本 寛史(キシモト ノリフミ)
[著]髙橋 幸治(タカハシ コウジ)
[著]廣瀬 幸市(ヒロセ コウイチ)
[著]荒屋 昌弘(アラヤ マサヒロ)
[著]木村 佐枝子(キムラ サエコ)
[著]仁里 文美(ニサト フミ)
[著]古谷 学(フルタニ マナブ)
[著]名取 琢自(ナトリ タクジ)
[著]中込 四郎(ナカゴミ シロウ)
[著]鈴木 壯(スズキ マサシ)
[著]土屋 裕睦(ツチヤ ヒロノブ)
[著]坂中 尚哉(サカナカ ナオヤ)
[著]長岡 由紀子(ナガオカ ユキコ)
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