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なつかしき未来「大阪万博」
人類は進歩したのか調和したのか
大阪大学21世紀懐徳堂 編
刊行年月日:2012/04/06
ISBN:978-4-422-23031-3
定価:本体2,300円+税
判型:A5判
造本:並製
頁数:168頁
日本中を沸騰させた「大阪万博」は、私たちにとって何だったのか? 当時の関係者へのロングインタビュー映像(上田篤・小松左京・今井祝雄各氏)で初めて明かされるエピソード・裏話をはじめ、各界の専門家・愛好家が万博への熱い思いや鋭い批評を展開。書き下ろしコラム、貴重図版、記録写真も収載。小松左京氏最後のインタビューも収めた映像DVD(約50分)、万博会場の地図・年表の折り込み付録つき。
◆第1部 「大阪万博」40年後の証言――実話秘話インタビュー
はじめに
●会場計画を決めた「深夜の会談」 上田 篤
万博のテーマとメンバー
「深夜の会談」
亀山八幡宮の石の桟敷
「お祭り広場」が出来上がるまで
テーマは「お祭り」
閉幕翌日に線路撤去
大阪の「文化元年」
●大阪は野蛮な力を失った 小松左京
「博覧会とは何や?」
SFに進んだ理由
万博は文理融合
万博で得たもの、失ったもの
大阪に野蛮な力がなくなった
●大阪万博とアート 今井祝雄
具体美術と万博
モントリオールでの思い出
万博が作品の節目と重なった
大阪で開かれてよかった
「万博」以後に失ったもの、得たもの
万博を記憶にとどめる
太陽の塔の評判
実物と対面する
◆第2部 「大阪万博」徹底検証――大阪大学21世紀懐徳堂シンポジウム
●パネリスト紹介
総長あいさつ
見られなかった飢餓体験
梅田スカイビルに生きる万博
未来の世界に行けない?
万博廃墟派
バッチ集め競争
衛生博覧会
万博東口派
コレクション型からコネクション型へ
●万博は日本文化の節目
呪術的なものが残った
上海と大阪
廃墟になれなかった大阪
万博後の大阪文化は未熟
大阪万博はアートの万博
「住んでいるだけの街」から「地域社会」へ
基準になった大阪万博
万博廃墟「ロッジ171」
戦争と万博
大阪の「野蛮な力」
●大阪に足りないのは「仕事」
自慢できる万博の食
「夢の池」とイサム・ノグチの噴水
残念な地下鉄撤去
万博研究という課題
前衛的だった大阪
自発的な人間
「調和」という思想
五十周年に向けて
時間をつなぐ
◆コラム
“20世紀少年”は私かも
タイムカプセル
全パビリオン制覇
映像と音響の実験場
“カッコイイ”パンフレット
ハンパク
最先端技術
異国文化初体験
第五回内国勧業博覧会の幻影
※著者紹介は書籍刊行時のものです。
[編]大阪大学21世紀懐徳堂(オオサカダイガクニジュウイッセイキカイトクドウ)
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