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大阪古地図むかし案内

読み解き大坂大絵図

本渡 章 著

刊行年月日:2010/01/21
ISBN:978-4-422-25057-1
判型:A5判
造本:並製
頁数:216頁

一枚の古地図を読み解いて、むかしの大阪へご案内

江戸時代を中心とした大阪の古地図を題材に、古今の地誌や生活文化を探る案内書。俯瞰図と細部拡大図の両方から謎解きを試みる「読み解きスタイル」という独自の趣向で、見応えと読み応えを兼ね備えた構成とする。大阪旧市街を中心に、堺、平野等の地図も使って、細部を解読・鑑賞する面白さを味わいながら、大阪各地の歴史・地理・文化がわかる本。好評「名所むかし案内」シリーズの姉妹編。折込み古地図「大坂大絵図」の付録つき。

●前口上

◆第一章 元禄の古地図を読み解く
●入門編 古地図の見方
 閑話一 絵図が映す大坂と近郊の膨張の時代
●読み解き実践編 元禄十二年新撰増補大坂大絵図から見えるもの
第一図 城と武家屋敷
 一、アイコンになった大坂城
 二、武家屋敷と大坂の陣の記憶
 三、町奉行は、なぜ東西ふたつあったのか
第二図 蔵屋敷と米市、新地
 一、蔵屋敷に見る豪商の盛衰
 二、堂島、米市と新地と蔵屋敷の深い関係
 三、曾根崎、村々のゆたかさ
 四、土佐堀で薩摩と長州、肩をならべる
第三図 船場とその道と川
 一、船場の通りは町の顔
 二、「筋」よりも「通り」が主役
 三、橋の数、東より西が多いのは
第四図 島之内・道頓堀・千日前
 一、島之内は島である
 二、墓巡り・千日念仏・戎参りが流行
 閑話二 本町曲がりの河童と遊女と藍染と
第五図 天満──天満宮・市場
 一、都の西北、天神の森が天満の起源
 二、与力・同心町、地役人が住む町
 三、青物市場、特権と競争と
 四、堀川と戎と大塩の乱
第六図 西船場
 一、堀川に見る水都の原風景
 二、雑喉場は鮮度を求めて移転する
 三、阿弥陀池伝説と堀江新地
 四、新町遊郭、かこいと大門
 五、長堀の材木と鰹は土佐から来た
第七図 寺町・四天王寺
 一、大坂の寺院の半分が寺町に
 二、四天王寺は大坂城より大きく描かれた
 三、安井天神・一心寺、夏の陣の夢の跡
 四、生玉社は山麓の森にあった
 五、高津宮の鳥居が大きく描かれた理由
第八図 水都の川
 一、水都の風景はどのようにして生まれたか
 二、川口の開拓時代と瑞賢の残したもの
 三、大和川付け替えでさまがわりした河内・和泉
 閑話三 水都の由来に異説――堀川開削の謎

◆第二章 古地図読みくらべ
●ふたたび入門編 古地図、その表現の多様性
 閑話四 屏風に描かれた大画面絵図
●読み解き応用編 時代を語る五つの古地図
第一図 浪華往古図
 一、往古の浪華への憧憬
 二、渡辺津と熊野古道
 三、生玉社と石山
第二図 明暦三年新板大坂之図
 一、天守閣そびえる大坂城
 二、城代は誰なのか
 三、消えた町名、残った町名
 四、西船場の空白地の意味
第三図 天保新改摂州大阪全図
 一、絵図から地図へ
 二、堂島・曾根崎・堀江の新地開発
第四図 摂州平野大絵図
 一、環濠都市、平野
 二、樋尻口と大坂の陣の物語
 三、門前町で学問の町
第五図 文久三年改正堺大絵図
 一、堺と大坂
 二、堺港と魚市場、新田
 閑話五 鳥瞰図とパノラマ図

●あとがき
●参考文献
●さくいん

※著者紹介は書籍刊行時のものです。

[著]本渡 章(ホンド アキラ)

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