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アカデミア叢書

自己愛のトランスレーショナル・リサーチ

理論研究・混合研究法・臨床実践研究による包括的検討

成田 慶一 著

刊行年月日:2016/03/10
ISBN:978-4-422-11614-3
判型:A5判
造本:上製
頁数:202頁

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自己愛に関する基礎研究と臨床実践を橋渡しする画期的論考

自己愛に関する基礎研究と臨床実践を橋渡しする画期的論考。自己愛の心理学的特性や神経基盤をめぐる実証的研究、医療をフィールドとした観察研究や臨床事例研究を通して、心理援助における自己愛という視座の展開可能性を探る。「自己愛というテーマに革新的な位置づけを与えた労作」(老松克博氏)、「これまでに例を見ない斬新な研究の実例であり、この領域の研究法の進展の一つの方向性を指し示すものとなり得る」(斎藤清二氏)。

目次

序文 誰もが自己愛を理解するための最強のツール(老松克博)
序文 「混ぜるな危険!」を超えて(斎藤清二)
まえがき

第I章 自己愛・ナルシシズムに関する研究レビュー――文献研究
 はじめに
 第1節 精神分析学派の捉えるナルシシズム像
 第2節 コフートとカーンバーグの議論したパーソナリティ・自己概念
 第3節 ユング派が考える自己愛
 第4節 ギャバードらの2サブタイプ論とミロンらの重症度論
 第5節 DSM?IVからDSM?5へ至る際の議論
 第6節 実証的心理学研究における自己愛(ナルシシズム)へのアプローチの方法論
 第7節 脳科学(神経科学)との邂逅、ニューロサイコアナリシスというアプローチ

第II章 「建設的な自己愛・不適応的な自己愛」再考――実証的研究
 はじめに
 第1節 大学生におけるNPI得点の時代的変遷に関する検討
 第2節 自己愛の構成概念に関する検討
 第3節 自己愛の神経基盤に関する検討
 第4節 「実証的」アプローチの影となるもの

第III章 医師患者関係に持ち込まれる自己愛の問題――がん医療におけるインフォームド・コンセント観察研究より
 はじめに
 第1節 医療への動機づけと自己愛(ナルシシズム)の関連(量的アプローチ)
 第2節 外来化学療法ICの事例(質的アプローチ)
 第3節 ICという場に現象する自己愛(ナルシシズム)の問題(統合的アプローチ)
 第4節 まとめ――方法論的観点から

第IV章 自己愛に関する累積的事例研究――臨床実践的研究
 はじめに
 第1節 緩和医療における肺がん患者の事例(成田ら,2013b)
 第2節 急性期における交通外傷の患者の事例(成田,2011b)
 第3節 緩和医療における子宮がん患者の事例
 第4節 急性期における脳梗塞の患者の事例(成田,2009)

第V章 総合考察

引用・参考文献
索引
謝辞

※著者紹介は書籍刊行時のものです。

[著]成田 慶一(ナリタ ケイイチ)
成田慶一(なりた・けいいち)
大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(人間科学)。臨床心理士。現在、京都大学医学部附属病院臨床研究総合センター研究員。専門は臨床心理学、医療における心理臨床の実践。主な著訳書に『ニューロサイコアナリシスへの招待』『臨床風景構成法』『心理学対決! フロイトvs.ユング』(いずれも分担執筆)、『MDアンダーソン サイコソーシャル・オンコロジー』(分担翻訳)などがある。

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