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改訂新版 旧暦読本

日本の暮らしを愉しむ「こよみ」の知恵

岡田 芳朗 著

刊行年月日:2015/11/26
ISBN:978-4-422-23037-5
判型:四六判
造本:上製
頁数:336頁

基本の仕組みから生活暦まで、旧暦のすべてがわかる決定版。5年分の詳しいカレンダー「新暦・旧暦対応表」付き。

旧暦と新暦の違いという基礎知識から、二十四節気と七十二候、十干と十二支、十二直と二十八宿、六曜と九星、雑節と五節句まで、暦の基本的な仕組みと由来を詳しく解説。地方暦やアジア・ヨーロッパの暦も紹介しながら、月と太陽、時刻制度と潮汐現象などの天文学的知識も易しく読み解く。著者所蔵の貴重図版も多数収載し、古今東西の暦のすべてがこの一冊でわかる最新改訂版。5年分の詳しいカレンダー「新暦・旧暦対応表」を付す。

はじめに

◆第一章 旧暦と新暦――暦の基本単位が年・月・日である理由
暦は社会のシステム、日常生活の規範――この章のはじめに
一 自然暦から太陰暦へ
二 旧暦を読み解く 閏月の置き方
三 続 旧暦を読み解く 月の朔望
四 千三百年間も使用された旧暦から現行の新暦へ
明治改暦秘話 早稲田が慶応を助けた
◆第二章 編暦と改暦――新機軸の暦法でも太陰太陽暦が大原則
中国の暦法を学び、思想を忠実に受け容れた日本人――この章のはじめに
一 具注暦と仮名暦
二 暦はどこで編纂されたのか 
三 最後の太陰太陽暦「天保暦」
正倉院に伝わる具注暦の断簡
◆第三章 地方暦と官暦――江戸時代には各地で特色ある暦が作られていた
地方暦さまざま――この章のはじめに
会津暦/丹生暦/京暦/南都(奈良)暦/泉州暦/大坂暦/伊勢暦/薩摩暦/月頭(金沢)暦/いせこよみ(江戸暦)/南部絵暦/神宮暦
地方暦の分布図(幕末~明治初年頃)
◆第四章 頒暦と略暦――二種類に分かれていた江戸時代の暦
一巻・一冊・一枚の古暦が語る一年の喜怒哀楽――この章のはじめに
一 江戸時代の「頒暦」を読んでみる
二 江戸時代の「略暦」を読んでみる
化政文化が生んだ軟派の「雑暦」
◆第五章 アジアの暦とヨーロッパの暦――世界各地で数多くの暦法が考案・制定・破棄された
公的にはグレゴリオ太陽暦、伝統行事には古くからの暦――この章のはじめに
一 アジア各地に根強く残る中国の太陰太陽暦
二 宗教行事は純粋太陰暦で行うイスラム教徒
三 多くの国・地域が採用しているグレゴリオ太陽暦
恒久暦「世界暦」の考え方
◆第六章 月と太陽――月は大空にかかったカレンダー
旧暦の日付は月の形に対応している――この章のはじめに
一 似て非なるもの「三日月と有明の月」
二 続 似て非なるもの「日食と月食」
月名の異称
◆第七章 二十四節気と七十二候――「十五日ごと」と「五日ごと」の季節の指標
二十四節気は観念的、七十二候は具体的――この章のはじめに
立春/雨水/啓蟄/春分/清明/穀雨/立夏/小満/芒種/夏至/小暑/大暑/立秋/処暑/白露/秋分/寒露/霜降/立冬/小雪/大雪/冬至/小寒/大寒
二十四節気、七十二候一覧
二十四節気入節日
◆第八章 十干と十二支――六十干支の組み合わせで吉凶を占う
干支と暦註は切っても切れない関係――この章のはじめに
一 十干・十二支の謎を探る
二 複雑な事象、未来も予測する陰陽五行説
三 六十干支に陰陽五行を配して吉凶を判断する
十二支の字源と意味
◆第九章 十二直と二十八宿――無限に循環する日の吉凶判断
そもそもは天文学由来のものだったが…――この章のはじめに
一 十二直は北斗七星信仰に起源する
二 二十八宿の予測は天文占いの一種
二十八宿の図は高松塚古墳にも描かれている
◆第十章 六曜と九星――市販運勢暦の両横綱のカラクリ
六曜、九星ともに明治時代以降から流行した――この章のはじめに
一 六日ごとに繰り返される日の吉凶「六曜」
二 年・月・日・時刻に配当する占法「九星」
三 暦の冒頭にある方位神「金神、歳徳神、八将神」
皇室の婚儀も六曜に従っている
◆第十一章 時刻制度と潮汐現象――暦に刻まれる「時」と「潮」の流れ
太陽と月の運行により起こる周期的な現象――この章のはじめに
一 江戸っ子の一日は「明け六ツより暮れ六ツまで」
二 沖釣りに旧暦の知識は欠かせない
三 潮汐・潮流の知識が海戦を制した
時刻は漏刻によって測定された
◆第十二章 雑節と五節句――現代に生きる年中行事の由来を知る
社会生活や季節の目安とされた「雑節と五節句」――この章のはじめに
一 季節の大切な目安となる日「雑節」
二 社会生活の節目となる日「五節句」と主な年中行事
「国民の祝日」一覧

参考文献
岡田芳朗・「暦」関連主要著書
日本/外国暦略年表
おわりに
索引
【巻末付録】新暦/旧暦対応表

※著者紹介は書籍刊行時のものです。

[著]岡田 芳朗(オカダ ヨシロウ)
1930年、東京・日本橋生まれ。早稲田大学教育学部卒業。同大学大学院修了。女子美術大学教授、文化女子大学教授を経て女子美術大学名誉教授。「暦の会」会長。『旧暦読本』『年中行事読本』(創元社)、『暦の大事典』(朝倉書店)、『現代こよみ読み解き事典』(柏書房)など著書多数。

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