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京大心理臨床シリーズ11

心理療法における終結と中断

松木 邦裕 監修 / 岡野 憲一郎 編 / 松下 姫歌 編 / 髙橋 靖恵 編 / 江城 望 著 / 北岡 征毅 著 / 木下 直紀 著 / 日下 紀子 著 / 清水 亜紀子 著 / 西尾 ゆう子 著 / 根本 真弓 著 / 堀川 聡司 著 / 森田 健一 著 / 山口 昂一 著

刊行年月日:2016/03/18
ISBN:978-4-422-11313-5
定価:3,300円(税込)
判型:A5判
造本:上製
頁数:260頁

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治療の終わりを考えることは、人生の終わりを考えること。

心理療法の治療がいかに終わりを迎えるかは、対象をいかに手放すか、あるいは人生をいかに終わるかという問題とも通底する。治療の終わりについて論じることは、いかに治療を継続するかという問題を考えるための大いなる参考となる可能性もある。本書は各章に事例を取り入れ、より具体的に考察を深めていく。本巻は松木邦裕教授のご退職を記念するとともに、心理療法の根本的問題を問い続ける観点を提示する書籍として刊行された。

「京大心理臨床シリーズ」の刊行にあたって
はじめに 松下姫歌

序章 心理療法の終結に至るまでの諸局面と終結――精神分析臨床からの探究……松木邦裕

第1章 精神分析的心理療法における終結
1……心理療法の終結に関する検討――統合失調症を抱えるクライエントとのかかわりから……髙橋靖恵
2……心理療法の終結を考え、体験すること――その難しさと意義……日下紀子
3……治療の終結における力動――別れることと限りあること……木下直紀

第2章 諸領域における終結とその問題
1……期間限定の精神分析的心理療法における「しつらえられた終わり」――その転移状況とクライエントの心的作業、およびセラピストの分析的態度とマネージメント機能との両立を巡って……北岡征毅
2……学生相談における終結についての一考察――学生から大人の世界への架け橋の時期に為される期限付きの心理療法……森田健一
3……思春期・青年期における「不完全な分析」の終結――最後の面接から生まれるもの……根本眞弓
4……別れの悲しみを抱えることについて――卒業という外的契機による中断……山口昂一
5……末期癌を生きるクライエントとの心理療法における終結……清水亜紀子
6……児童養護施設の終結事例における分離過程についての一考察――別離から分離ヘ……江城 望

第3章 初心者における終結と中断をめぐる問題
1……治療者都合の終結によって生じる転移・逆転移の一側面――アンドレ・グリーンの「デッドマザー」によせて……堀川聡司
2……イニシアル・ケースの中断から学ぶ――逆転移夢を読み解く……西尾ゆう子

終章 心理療法の終結、中断、あるいは「自然終結」……岡野憲一郎

おわりに 岡野憲一郎

人名索引
事項索引
執筆者紹介

※著者紹介は書籍刊行時のものです。

[監修]松木 邦裕(マツキ クニヒロ)
松木邦裕(まつき・くにひろ)
京都大学大学院教育学研究科教授。日本精神分析協会正会員。著書『対象関係論を学ぶ』岩崎学術出版社、『分析空間での出会い』人文書院、『精神病というこころ』新曜社、『分析臨床での発見』岩崎学術出版社、『私説対象関係論的心理療法入門』金剛出版、『摂食障害というこころ』新曜社、『精神分析体験:ビオンの宇宙』岩崎学術出版社、『分析実践の進展』創元社、『精神分析臨床家の流儀』金剛出版、『不在論』創元社、『耳の傾け方』岩崎学術出版社、他多数。

[編]岡野 憲一郎(オカノ ケンイチロウ)
岡野憲一郎(おかの・けんいちろう)
京都大学大学院教育学研究科教授。博士(医学)。精神科医、精神分析家。著書『心のマルチ・ネットワーク』講談社、『自然流精神療法のすすめ』星和書店、『外傷性精神障害』『新しい精神分析理論』『恥と自己愛の精神分析理論』岩崎学術出版社、『気弱な精神科医のアメリカ奮闘記』紀伊国屋書店など。

[編]松下 姫歌(マツシタ ヒメカ)
松下姫歌(まつした・ひめか)
京都大学大学院教育学研究科准教授。博士(教育学)。臨床心理士。著書『これから始める臨床心理学』(共著、昭和堂)、『バウムの心理臨床』『箱庭療法の事例と展開』(いずれも共著、創元社)、『現代のエスプリ別冊 中年の光と影』(共著、至文堂)他。

[編]髙橋 靖恵(タカハシ ヤスエ)
髙橋靖恵(たかはし・やすえ)
京都大学大学院教育学研究科准教授。博士(教育心理学)。臨床心理士、家族心理士。著書『コンセンサス ロールシャッハ法――青年期の心理臨床実践にいかす家族関係理解』(金子書房)、『「臨床のこころ」を学ぶ心理アセスメントの実際――クライエント理解と支援のために』(金子書房)他。

[著]江城 望(エシロ ノゾミ)
佛教大学学生相談センター。臨床心理士。論文「摂食障害におけるナルシシズムについての心理学的理解」他。

[著]北岡 征毅(キタオカ マサキ)
医療法人こころのクリニック和─なごみ─勤務。臨床心理士。

[著]木下 直紀(キノシタ ナオキ)
聖マリアンナ医科大学病院神経精神科勤務。臨床心理士。

[著]日下 紀子(クサカ ノリコ)
関西心理センター・谷町こどもセンター所長。博士(教育学)。臨床心理士。論文「治療者のこころの機能に関する研究─精神分析的心理療法を中心として」他。

[著]清水 亜紀子(シミズ アキコ)
京都市立病院勤務。臨床心理士。博士(教育学)。論文「『分離のかなしみ』をともに生き抜くことの意義─癌を生きる男児との遊戯療法を手がかりに」他。

[著]西尾 ゆう子(ニシオ ユウコ)
京都大学大学院教育学研究科博士後期課程。臨床心理士。

[著]根本 真弓(ネモト マユミ)
大阪樟蔭女子大学大学院人間科学研究科臨床心理学専攻准教授。臨床心理士。論文「思春期における内的喪失と無意識の空想」他。

[著]堀川 聡司(ホリカワ サトシ)
目白大学心理カウンセリングセンター助教。臨床心理士。博士(教育学)。著書『精神分析と昇華』(岩崎学術出版社)。

[著]森田 健一(モリタ ケンイチ)
東北工業大学ウェルネスセンター講師。博士(教育学)。臨床心理士。論文「においによる記憶想起についての心理臨床学的考察─非言語的な無意識の動きに着目して」他。

[著]山口 昂一(ヤマグチ コウイチ)
京都大学大学院教育学研究科博士後期課程。臨床心理士。

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