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モノ学の冒険
鎌田 東二 編著 / 松生 歩 著 / 河合 俊雄 著 / 井上 ウィマラ 著 / 島薗 進 著 / 黒住 真 著 / 切通 理作 著 / 大西 宏志 著 / 岡田 美智男 著 / 上林 壮一郎 著 / 渡邊 淳司 著 / 藤井 秀雪 著 / 近藤 髙弘 著
刊行年月日:2009/12/07
ISBN:978-4-422-23026-9
定価:本体2,600円+税
判型:A5判
造本:上製
頁数:304頁
日本語の「もの」は単なる物ではない。物質性としての「物」から人間性としての「者」を経て霊性としての「霊▼ルビもの▲」にまで至る多次元的なグラデーションをもっている。トヨタの最新自動車から伝統的な西陣織まで、すぐれたものは「もののあはれ」を喚起させ、きれい、すごい、おみごと、と思わせる。「もの」は常に心に働きかけ、心をゆさぶり、魂まで発動させる。日本文化独特の「もの」「心」「魂」の関係に多様な視点から迫る。
第I部 モノと気配とモノガタリ
聖なる場所と言葉のモノ学的探求
モノと気配
心とモノの魂について
移行対象
――内と外をつなぐモノ
第II部 モノと情緒とワザ
生きているモノの宗教学
――アニミズムを開く愛・愛を身体化するモノ
本居宣長「もののあはれを知る」をめぐって
文学の中性名詞
――坂口安吾と川端康成から
アニメーションを作るワザ・教えるワザ
――宮崎アニメと通信教育の教授法
第III部 モノと装置と知覚
モノと者の間にあるもの
物とモノのインターフェイスとしてのデザイン
――自作品を読み解きながら
あいだに生まれたものを定位する
――感覚価値研究へ向けた一考案
モノと感覚価値
――マネキン研究の立場から
「モノ」感覚価値
――工芸と美術へのアプローチ
※著者紹介は書籍刊行時のものです。
[編著]鎌田 東二(カマタ トウジ)
[著]松生 歩(マツイケ アユミ)
[著]河合 俊雄(カワイ トシオ)
[著]井上 ウィマラ(イノウエ ウィマラ)
[著]島薗 進(シマゾノ ススム)
[著]黒住 真(クロズミ マコト)
[著]切通 理作(キリドオシ リサク)
[著]大西 宏志(オオニシ ヒロシシ)
[著]岡田 美智男(オカダ ミチオ)
[著]上林 壮一郎(カンバヤシ ソウイチロウ)
[著]渡邊 淳司(ワタナベ アツシ)
[著]藤井 秀雪(フジイ ヒデユキ)
[著]近藤 髙弘(コンフジ タカヒロシ)