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重度情緒障害児への箱庭療法

7人の子どもたちの事例をもとに

リース‐滝 幸子 著

刊行年月日:2015/02/20
ISBN:978-4-422-11582-5
判型:A5判
造本:上製
頁数:248頁

言葉以前のこころと黙って「場」を共有する

多民族国家アメリカで、半世紀近く臨床家として活躍してきた著者が、長年の研究と実践の成果を、7人の重度情緒障害児への箱庭療法の事例をもとにまとめ上げた貴重な著作。7人の子どもたちは、ほぼ全員が苛酷な家庭環境のもとに育ち、発達上の問題やPTSDなどの心理的な問題を抱えている。言語レベルでは把握できない彼らの内面の世界が、「箱庭」というイメージの世界の中で遊ぶことによって見事に表現され、感動的な作品を生み出してゆく様は驚くばかりである。

はじめに

第I章 箱庭療法の実践的研究への道
1 サンドプレーと箱庭療法
2 実践的研究の発足にあたっての背景
3 研究の目的
4 研究方法の選択

第II章 事例――7人の子どもたちの箱庭療法の経験
事例A クリス 家族と社会のタブーを覆す物語
1 箱庭療法の経験記録
2 クリスの経験の変化
3 クリスの関係性の変化

事例B ロン 車椅子の英雄
1 箱庭療法の経験記録
2 ロンの箱庭経験
3 治療者の感想

事例C マイク 独りぼっち、僕は君を想っているよ
1 箱庭療法の経験記録
2 マイクの箱庭経験
3 セラピストの情緒的な瞬間の経験

事例D デイジー 3人の魔女の城って何?
1 箱庭療法の経験記録
2 デイジーの箱庭経験
3 デイジーの治療経験と箱庭両方の効果

事例E ブルース 大おばあちゃんのお花畑を作ろう
1 箱庭療法の経験記録
2 ブルースの箱庭経験
3 治療者の経験

事例F ルネ うだうだの後の創造
1 箱庭療法の経験記録
2 ルネの箱庭経験と治療者の印象
3 リサーチ期間後のフォローアップ

事例G ビル W.W.Fと喧嘩ごっこ(Rough and Tumble Play)
1 箱庭療法の経験記録
2 ビルの箱庭経験と遊びのテーマの変容

第III章 箱庭療法と「遊び」の深層心理
1 対象者の背景――その類似点と相違点
2 カルフの自我意識の発達段階再考
3 箱庭における遊びの表現と事例の理解

第IV章 セラピストの経験――治療者の情緒的経験は治療効果に影響するか?
1 気づきと熟考
2 データの収集
3 結果と熟考(拡充)
4 むすび/考察

あとがき
索引

※著者紹介は書籍刊行時のものです。

[著]リース‐滝 幸子(リース‐タキ サチコ)
ユング派分析家。箱庭療法のスペシャリスト。
1965年、京都市教育委員会主催のカウンセリング研修会にて河合隼雄の指導を受ける。1967年には、ドラ・カルフ女史(箱庭療法の創始者)の来日の際、直接、箱庭療法の手ほどきを受ける。1969年に渡米。1971年より、イーデス・ソーウォルドから箱庭の個人分析を受ける。1975年、ロスアンゼルス、ペバーダイン大学大学院修了(臨床心理学専攻)。1976年、カリフォルニア州、結婚・家族・児童カウンセラー免許を取得。1983年から、ロスアンゼルス・ユング研究所にて分析心理学を専攻。1990年、ユング派分析家の資格を取得。
1992年から2007年まで、南ロスアンゼルス地域の精神衛生センター、トレーニングコンサルタントとして、セラピストや医学部のレジデントに児童心理療法の臨床指導を行う。1999年、国際日本文化研究センター 客員助教授。2007年、京都大学教育学部臨床心理学科 教育学博士。
Faculty of The C.G. Jung Institute of Los Angeles, 1990-present

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