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オベリスク R-004
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| オベリスクは、古代エジプトの代表的シンボルである。その原型は、第5 王朝期の太陽神殿につくられた奇妙な石像のモニュメントとされている。 発掘調査によれば、このモニュメントは白色灰岩でつくられ、赤色花崗岩でおおわれていた。 当時、ヘリオポリスの神官たちは太陽神ラーを中心に、王権イデオロギーを太陽信仰と結びつける壮大な神学を打ち立てていた。このモニュメントは、はじめからそのような神学と密接な関わりを持っていたようだ。このことから、オベリスクを王と神の関係を石で表現したものと考える研究者もいる。 しかし一般には、オベリスクは創造神(ヘリオポリス神学ではアトゥム)の降臨した原初の丘、より正確には、その丘の上に立つ「ベンベン石」を様式化したものと考えられている。 古くからヘリオポリスで崇められてきたこの「ベンベン石」について、ローマ時代の博物学者プリニウスは、太陽光線をあらわしたものと解釈している。 だが、同じ太陽でもその生き物を育てる力に着目し、豊穣の概念にむすびつける研究者もいる。後者にしたがえば、ベンベン石は天地創造の時に放出された創造神の精液が石化したものであり、これに由来するオベリスクは男根のシンボルとみなされる。古代エジプトの宗教は、強い生命力をあらわす精力・生殖力と深い関係をもっているので、このような見方を排除するべきではないだろう。-----図説ヒエログリフ事典 (センウセレト1世の章) 治世3年目、センウセレト1世は、かつての太陽信仰の中心地ヘリオポラスにラー・アトゥム神殿を再建し、そこでみずから赴いて、再建の儀式の一部を司祭した。治世30年目の王位更新祭にあたっては、赤色花崗岩のオベリスク一対(高さ20メートル、1個の重さが121トン)を建立した。そのひとつは、立っているオベリスクとしてはエジプト最古のもので、今もそこに聳える。 ------「古代エジプト・ファラオ歴代誌」 |
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