京都名所むかし案内
本渡章 著
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淡交 08年7月号
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安永九年(1780)に刊行された『都名所図会』には、さまざまな名所が伝説や故事、歌などと共に紹介されている。秋里籬島が著した、この当時のベストセ
ラーを、本書では歴史や文学作品にも触れながら詳解。特に、『都名所図会』最大の魅力である図版をふんだんに掲載し、江戸時代の京都の人々の生活や、四季
の風景などを目で楽しむことが可能な仕上がりになっている。
『大阪名所むかし案内』『奈良名所むかし案内』(共に創元社刊)の著者がシリーズ最後を締め括る本書は、今なお多くの観光客を集める京都が舞台である。寺社だけでなく、祭礼や自然、特産品なども項目に挙げられ、京都の生活文化を十二分に堪能できる。
巻末には、本書で紹介された名所の現在地一覧も掲載されており、この一冊を持って京都を旅すれば、江戸時代の京の都へ思いを馳せながらの観光が可能となるだろう。
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