
ヴォーリズ建築の100年
山形政昭 監修
神と歩んだ建築家の全容とは
本書は、日本建築史の中でも異端の存在であるヴォーリズの建築について、改めてその位置付けをすべく、ヴォーリズ建築の発祥と魅力を写真と図面、関係者の解説により紹介している。
名前だけは知っている、という人も多いと思うが、本書を読むことで、ヴォーリズの建築と人物像を知ることができる。ヴォーリズの建築には敬虔なキリスト教
徒の思想と、アーツ・アンド・クラフツ運動の影響が反映されていることがわかり、滋賀県の近江の地域に根差した医療・教育の慈善団体の設立や、メンソレー
タムの日本での販売も行っていたなど、多彩な活動を行っていたことがわかる。"建築家"として捉えきれない一方で、多岐の社会活動を通じて地域に貢献した
ヴォーリズの魅力が詰まった一冊となっている。
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