TOP > 創元社の本 > 書評一覧
mb93231m.jpg

忘れられた島
ヴォルフガンク・ホールバイン 著/平井吉夫 訳

  • 出版ニュース 06年5月中下合併号
  • ドイツのベストセラーファンタジー

    児童書で最も元気のよいジャンルといえばファンタジーがまずあげられる。ドイツのベストセラー海洋冒険ファンタジーのシリーズ『ノーチラス号の冒険』が創元社から刊行されはじめた。
    著者のヴォルフガンク・ホールバイン(53年生まれ)はドイツ語圏で最も人気のあるファンタジー作家。82年、ウィーンの出版社が募集したファンタジー・SFコンクールで一等賞を獲得し、一躍、売れっ子作家になった。
    以後、夫婦共著、または単独で次々にベストセラーを世に送り出している。多作家としても知られ、著作は160点余を数える。
    このシリーズはホールバインが描くジュール・ヴェルヌ『海底二万里』のオマージュ的作品。第1次世界大戦を背景に、アトランティスの伝説をめぐって、少年たちの壮大な海の冒険が繰り広げられる。
    シリーズは12巻からなり、第1巻「忘れられた島」は93年刊で、最終巻の「ノーチラス号の帰還」は02年刊。ドイツで300万部、世界10カ国以上で翻訳されている。
    著者のホールバインは<あなたはなぜファンタジー小説を書くのか?>という質問に対し、次のように答えている。<答えはきわめて簡単。楽しいからだよ。わ たしは本を読みはじめたころから、ファンタジー小説に夢中になった。はじめはジュール・ヴェルヌの本。すでに十歳のとき、わたしはネモ船長といっしょに海 底の冒険の旅に出かけたものだ。>
    このシリーズのキャッチコピーは「剣や魔法だけがファンタジーじゃない!」。

  • 戻る >>