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忘れられた島
ヴォルフガンク・ホールバイン 著/平井吉夫 訳

  • SFマガジン 06年7月号
  • ヴォルフガンク・ホールバイ『ノーチラス号の冒険』はドイツ人作家の手によるヴェルヌ『ノーチラス号』シリーズの続篇。舞台は『海底二万里』から約五十年 後、第一次世界大戦も間近に迫るクリスマス。印英のハーフの少年マイクはふとしたなりゆきから、寄宿学校の友人たちとともに伝説のノーチラス号に乗り込 む。ドイツ軍艦の船長を向こうにまわしての少年たちの冒険を描く、これ以上ないくらいオーソドックスなジュヴナイル。全十二巻のうち、ノーチラス号に乗り 込むまでを描く『忘れられた島』と、物語の鍵となる謎が登場する『アトランティスの少女』の二冊が刊行されている。『海底二万里』の登場人物を再登場させ つつ設定に新解釈を加えるなど前作との関連付けも丁寧。ドイツの小説がなぜドイツ人を敵として書いているのかが不思議だが、船長がただの悪役でないと匂わ されているところからすると、これは続刊で明らかになるのかも。
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