
なにわ大阪 食べものがたり
上野修三 著
上方料理への愛情がにじむ
浪速の伝説の料理人にして食の随筆家が、大阪伝統野菜や大阪湾の魚など、旬の食材のおいしさをつづる食の歳時記。たこ焼きなどの話は登場しない。本来の上方料理、大阪の食文化を後世に伝え残したいという願いが込められる。
例えば3月初めは茨木市の「三島独活」。新鮮なうちは生で食すのが一番で、汁物には「短冊に切った生独活を浮かしまひょ」。あるいは「泉州の海では飯蛸が旨い」。飯蛸飯は「木の芽を振っていただきまひょ」。大阪弁の温かい語り口に、料理への愛情がにじむ。
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