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四国遍路の近現代
森正人 著

  • 毎日新聞(大阪本社版) 06年5月18日
  • 遍路ブームの底流探る

    四国八十八カ所を巡拝する遍路ブームが続いている。年間の参拝者は10万~15万人、約1400キロを歩く人は3000人台と推測される。
    三重大学助教授の森正人さんが、ブームの底流を探った本「四国遍路の近現代」(創元社、本体1900円)を著した。その出発点と位置づけているのが、大阪 毎日新聞(現毎日新聞)が1908年に連載した記事だ。2人の記者が逆向きに回り、見聞を報告するとともに、2人が出会うまでの日数を読者に予想させた。 34年には、大阪朝日新聞(現朝日新聞)が連載し、乗り物も利用する「モダン遍路」を提唱した。
    戦後は、遍路の商品化が進んだとも分析する。例として、バスツアーや70年代の「ディスカバー・ジャパン」キャンペーンなどを挙げている。国の政策、マスメディアの影響も大きいという視点でとらえ、興味深い。

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