
京阪神モダン生活
橋爪紳也 著
カタログから読み解く大正・昭和の都市生活
大正から昭和戦前期にかけて、豊かな消費社会を背景に、都市部ではモダニズムの文化が開花した。本書はその実態を、著者が収集した当時のカタログ類から検証する。
鉄道会社は郊外の山上に遊園地やホテルを整備し、ロープウェイやケーブルカーなどの新しい乗り物を宣伝。ハイキングやキャンプを企画し、系列の百貨店が弁
当を販売して行楽を流行させた。宝塚では遊園地や温泉の集客のため、少女歌劇の知名度を利用して「寶塚少女歌劇石鹸」を安価で販売。大阪の食い倒れの地図
には、なんと終電の時刻表まで付いている。
話題は電化製品、郊外住宅、博覧会など74項目。カタログから当時の都市文化の一端が窺える。
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