四国遍路の近現代
森正人 著
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読売新聞(大阪本社版) 06年4月20日
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ハイカラ、モダン、癒やし
──。弘法大師ゆかりの四国八十八か所巡りが、この100年間に様々な影響を受けて現在に至っていることを、地元高松市出身で、三重大学人文学部助教授の
森正人さん(30)が研究し、「四国遍路の近現代 『モダン遍路』から『癒しの旅』まで」として一冊の本にまとめた。森さんは「遍路は伝統的な宗教行事と
みられていますが、実は時代ごとの社会情勢と深く結びついています」と分析している。
(中略)
森さんが研究を始めたのは、昨年亡くなった祖母のために、両親が車で遍路を始めたことがきっかけ。「遍路を通して、消費社会やナショナリズムなど、日本社
会のあり方を考えることができた」と話す。また、四国遍路を「日本の心の原風景」「癒やし効果がある」という最近の論調について、「それだけでは説明しき
れない、もっと多様性に富んだものだと痛感した」という。
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