世界の古代遺跡
アンリ・スティルラン 著/森山隆 訳
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中国新聞 07年2月10日
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世界の遺跡や建造物を航空写真で見る写真集「空から見る驚異の歴史シリーズ」全五巻の刊行が始まった。第一期は二巻の同時刊行で「世界の古代遺跡」と「世界の大聖堂・寺院・モスク」。
第一巻「世界の古代遺跡」は、エジプトのピラミッドやギリシャのパルテノン神殿など、世界の二十九ヵ所の古代文明の跡を"鳥の目"でとらえた。
ピラミッドは、かつては石灰岩を磨いた「化粧石」で覆われ、白く輝いていたという。それは、地上からは見えにくい頂上部にわずかながら今も残っていて、その滑らかな表面をとらえた写真が当時のまばゆい姿をしのばせる。
インドネシアのボロブドゥール寺院。正方形を五層重ねたような建物の屋上中心に円形の大きな舎利塔があり、これをまたたくさんの小さな舎利塔が同心円状の取り囲む。仏教的な考えに基づいて現世(方形)と宇宙(円形)を表現した幾何学模様が一目瞭然だ。
全体を俯瞰する視点が歴史を見直す機会を与えてくれる。A4判変型で、四つ折りにとじ込まれたB3判より大きいパノラマ写真も各巻についている。
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