なおも未熟な日本人
岩村信二 著
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信徒の友 07年3月号
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かつて「十二歳の子ども」と評された日本人の成熟度は、もっぱら経済的な富や技術にその議論の大半が注がれてきた。しかし精神面に目を向けると、いまなお未熟な姿が浮き彫りになる。
喜ぶ者と共に喜べない、異質なものへの嫌悪、欠点をひとつ見つけてすべてを否定する、など日常見聞きする事柄が並ぶと耳が痛い。これらはまた政治的・社会的諸問題に現れている「未熟さ」として、当てはまる点も多い。
では成熟のためには何が大切か、というと「知・情・体」の成長はもちろん、時にこれらを抑え、時にはその力を最大限に引き出す「統御力」を養い訓練することがもっとも重要だという。
なるほど国家も個人も一朝一夕には成しえないのが成熟、と納得の一冊。
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