山片蟠桃と大阪の洋学
有坂隆道 著
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ヒストリア 第202号
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本書は、日本洋学史研究の先覚で、その基礎的分野の充実に尽力した著者の一周忌にあたり、生前著者が最も関心を寄せ、書き残した大阪の町人学者山片蟠桃と大阪の洋学についての論考を浅井允晶氏が編集したものである。
(中略)
本書は全体に平易な文章で語られ、読みやすく魅力あるものとなっている。そして、平易な言葉で表現されているが、その内容は多くの原書にあたり、正確な史
料解読を行い、ひとつの現象に至るまでの過程を具体的に丁寧に解き明かす姿勢が随所にうかがえる。地道な研究の成果を広く伝え、裾野を広げようという著者
の意志が感じられた。
本書は、歴史から離れて久しい人びとにとって多くの驚きをもたらす書であり、歴史学にたずさわる人にとっても多様な気づきをもたらす書であろう。
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