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漱石、ジャムを舐める
河内一郎 著

  • Pen 06年9月15日号
  • 胃弱なのに、脂っこいものが大好き?
    偉人の意外な素顔に、親しみが増す。

    夏目漱石といえば誰もが認める偉人。だが、親しみを抱く人は少ないのでは? そんな人も、彼の食生活を伝える本書を読むと、イメージは一変するはず。
    胃潰瘍が原因で死亡した漱石は、若い頃から胃弱体質。なのにコッテリとした食事を好み、牛肉が大好物。甘いものも大好きで、夏目家では約650g入りの ジャムを1カ月に8缶も購入。大半を漱石が舐めていたらしい。グルメでは決してなく、味覚的には少々子どもっぽいともいえる漱石の意外な素顔を知ると、俄 然、彼が愛すべき存在に思えてくるから不思議だ。

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