モーセに学ぶ 失意を克服する生き方
ハロルド・サムエル・クシュナー 著/松宮克昌 訳
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キリスト新聞 08年9月20日
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「成功」より「敗北」にこそ価値がある ──。本書の帯に大きく記された文字は、現代社会の熾烈な争いに疲弊した現代人に問うているようだ。
聖書の「出エジプト記」にはエジプトで奴隷状態にあったイスラエル人を解放へと導くモーセの姿が描かれている。偉大な指導者として知られる彼だが、その人生は忘恩の民による裏切りをはじめとする絶望や辛苦に彩られたものだった。
ユダヤ教のラビである著者は、「現代のヨブ記」と位置づけられる『なぜ私だけが苦しむのか』を著し、世界中の読者の心をとらえた。
今回、多くの現代人が味わっている失意や挫折感にモーセの姿を重ね、深い絶望感の中から生きる希望や叡智を見つけ出す秘訣を解き明かしている。夢なき時代を照らす類を見ない人生論が誕生した。
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