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山猿流自給自足
青木慧著

  • 読売新聞(丹波版) 05年9月6日
  • 「自給自足」訴え4冊目 移住10年 総まとめ出版

    自給自足型生活への転換を実践し、著作で訴えている丹波市市島町中竹田、フリージャーナリスト青木慧さん(69)が同市移住後の10年間の生活や考えをまとめた本「山猿流 自給自足」(四六判、262ページ)が今月中旬、創元社(大阪市)から出版される。
    青木さんは旧市島町出身。高度経済成長期からバブル経済崩壊までの企業社会をテーマに約30冊の著作を発表した。取材の過程で、海外の資源を消費することで発展した日本の繁栄に疑問を覚え、自給自足型ライフスタイルへの転換を痛感。実践するため1995年、千葉県から移住し、約1年半かけて、丹波産の間伐材などを使い、独力で山小屋風の自宅を造った。
    大型機械や農薬、化学肥料などを使わず、「汗をかく農業」に取り組み、年間100品目の作物の作付けを目標に、米、乳製品、魚介類以外の食料をほぼ自給自足できる体制を築いた。
    移住後の生活については「やったぜ!わが家を自力建築 ─ 毒漬け住宅に住めるか」(汐文社)など3冊の著作で報告。
    今回はシリーズ4作目で総まとめの意味を込めた。住宅、道具への考えを紹介した「進化する創作住宅と家具」、農業報告「汗をかく農林の営み」、鶏、ウサギなどの飼育やイノシシ、ヘビとの<格闘>、自然との共生を考えた「生き物交流録」など6章で構成。
    青木さんは「自然の流れに沿った暮らしや産業経済の転換になる刺激のひとつになれば幸い」と話している。
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