平野区誌
平野区誌編集委員会 編
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大阪春秋 05年秋号
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尾崎安啓氏評(寝屋川市教育委員会市史編纂課)
(前略)
本書は、平野区誕生三〇周年を記念して住民・行政・学識経験者等の努力によって刊行されたものであるが、同種の記念誌と比較的して際立っている点を三点ばかり紹介したい。
第一に住民参加の記念誌であることである。(中略)特に平野の暮らし篇は、多くの住民から聞き取りをした成果によって編まれており、住民の郷土に対する思いが表現されている稀な例である。
第二に読みやすさを追求しているということである。例えば、本書は図版が多い。数えてみると本文三五三頁の中に写真・図・表が合わせて六七八点も使われている。表は、カラーになっており、写真もほとんどがカラーである点など、随分見やすい編集になっている。(中略)第三に執筆内容が良いということである。(中略)こういった各専門分野に本当に通じた執筆者を配した本書の充実ぶりがうかがえよう。
私は、自治体史編纂にたずさわる者であるが、かねがね本文・通史編は、多くの市民に親しまれ、かつ正確なものでなければならないと痛感している。そういう意味からも本書は、今後の自治体史の方向性を示唆していると思えてならない。こういう本に身近に接することのできる平野の人々は幸せである。
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