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新装版 カーネギー話し方入門
D・カーネギー 著/市野安雄 訳

  • 人間会議 05年夏号
  • 経営の達人があなたに教えるコミュニケーション術

    福沢諭吉が「会議弁」でスピーチの効用を説いたのが1873年。100年以上が経ち、人前で話す機会は、プロの話し手による講演、講義のみならず、普通の人びとが、文字通り会議の場で、社内や部内で日常のこととなるようになった。福沢の言うように、印刷して配布する手間を省き、なおかつ今日では、無駄でかつ環境に厳しい書類の発生を防ぐスピーチの効用は低くなっていない。問題は助長を避け、単純明快に伝える技術。本場アメリカ、D.カーネギーの『話し方入門』は1926年初版。つねに聴衆の関心を捉えて放さない話題は、「誰それのうわさ話」であると言い切っている。漠然とした話、お説教、そんな話は面白くもない。D.カーネギーはコミュニケーション教室の主催者だった。
    「人間味あふれる内容がたっぷり盛り込まれていさえすれば、ありふれた話のほうがはるかに人を引きつけるのです。要点を2つか3つに絞って、具体的な事例を示すべきです。できれば、それに苦心談、つまり、何かを求めて悪戦苦闘し、ついに勝利を得たという話を盛り込むべきです」
    「興味は伝染する」。面白い現象だ。話し手自身が興味を持っていて、「自分の思いを人に話さないではいられない」様子であれば、人もそれに身を乗り出してくる。つられて、動かされてしまう人の姿がある。
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