創元社NEWS＊2023年5月号

生活に潤いがない。そう思って最近はクレープ屋さんをいろいろ食べ歩いています。といっても食通の友人の助言を便りに隠れた名店を訪問するわけでもなく、食べログの点数の高いお店を上から順に潰していくという、効率厨ようなアプローチをしています。その結果たどり着いたのは、梅田茶屋町のクレープリー・スタンド シャンデレールさん。まだアイスブリュレとバナナとチョコのクレープしか注文していませんが、どちらも文句の付けようのない一品。さすが食べログ。
というわけで今月の創元社メルマガをお送りいたします。（A）

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◇編集者の裏×裏・・・イチオシの新刊を担当編集者の声とともにご紹介。
◇新刊＆近刊情報・・・絶賛発売中＆これから発売予定の新刊ラインナップ。
◇営業部だより・・・営業部員がお届けする、本が読まれる現場からの報告。
◇最近出た書評・・・新聞や雑誌に掲載された創元社書籍の書評情報。
◇セミナー情報・・・創元社が主催するセミナー・イベントのお知らせ。

╋ 編集者の裏×裏（ウラジジョウ）
イチオシの新刊を担当編集者の声とともにご紹介。

叢書パルマコン・ミクロス04　心理療法の精神史【5/8発売】
山竹 伸二 著　定価2,860円（税込）

古代の呪術的治療から、精神分析、認知行動療法、ナラティヴ・セラピー、オープンダイアローグなど最前線の心理療法までを俯瞰し、背景にある哲学・思想との関連から描き出す〈心の治療が持つ意味を再考する心理療法史〉。
>>詳細はこちら

担当編集者より

いま話題のChatGPTに本書を教えてもらうと、以下のとおりでした。内容の一部および著者情報、目次を提供したうえで、文章には一切手を加えていません。

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『心理療法の精神史』は、心理療法の歴史を扱った山竹伸二氏の著書です。本書では、心理療法の発展の歴史的背景や、心理療法における理論的な変遷、そして現代の心理療法の主要なアプローチについて解説されています。著者は、心理療法が発展する過程で現れた様々な理論や手法の特徴や欠点、相互関係を丁寧に取り上げ、その背景にある哲学的、文化的な背景にも触れながら、心理療法の発展についての豊富な知見を提供しています。また、著者自身が心理療法における現象学的なアプローチを重視しているため、心理療法において問題となる、主体性や自己同一性、そして治療効果の評価などについても、精緻な分析がなされています。本書は、心理療法を取り巻く歴史的背景や理論的な変遷を知りたいという人や、心理療法に携わる人たちにとって非常に有益な一冊となっています。

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おお……、すこし違和感はありますが、大筋はこのとおりです。特に後半部分は内容紹介にも書いていません。すごいですね。
しかし、私と著者の馴れ初めの話は、さすがにAIも知らないようでした（ただ、こういう遊びも、もうこの時点で古くなっていますし、馴れ初めもただちに捕捉されるのだと思います）。

14年ほど前、今は亡き文芸評論家の加藤典洋さんと、飲み会でご一緒することがありました。加藤さんは「呑みの場で俺に企画の話とかしてくるんじゃないよ」と、浅はかな編集者の思惑に、兄貴的心得の先制パンチをしてこられました（その後は加藤さんのボクシング話を聞くことに終始しましたが、それが本当に面白かった！）。その飲み会に、たまたま以前から面識のあった山竹さんもいらしており、「ただでは飲んで帰るまい」という意識が私にあったのか、まずは新書を一冊依頼差し上げたのが馴れ初めです。

長い時を経て、あらためてご一緒できたことをうれしく思っています。
（YS）

╋ 新刊＆近刊情報
絶賛発売中＆これから発売予定の新刊ラインナップ。

夢とこころの古層【4/3発売】 河合 俊雄 著　定価2,640円（税込） シリーズ「あいだで考える」　自分疲れ　ココロとカラダのあいだ【4/10発売】 頭木 弘樹 著　定価1,540円（税込） 図説 日本の城と城下町6　松山城【4/18発売】 松山市教育委員会 監修　定価1,650円（税込） 学校というブラック企業　元公立中学教師の本音【4/25発売】 のぶ 著　定価1,540円（税込） 「科学のキホン」シリーズ2　イラストでわかるやさしい生物学【5/25発売】 ヘレン・ピルチャー 著 / 日髙 翼 訳　定価3,080円（税込）

『ゼクシィ』のメディア史　花嫁たちのプラットフォーム【4/3発売】 彭 永成 著　定価3,850円（税込） ユング心理学研究　第15巻　共感力のゆくえ【4/10発売】 日本ユング心理学会 編　定価2,200円（税込） イラストで学ぶ　世界を変えたコンピュータの歴史【4/18発売】 レイチェル・イグノトフスキー 著 / 杉本 舞 訳　定価3,520円（税込）） 〈子どものやる気を育てる〉シリーズ　勉強とスポーツに自信がつく　ビジョントレーニング【5/8発売】 北出 勝也 著　定価1,760円（税込） 名画のコスチューム　拡大でみる60の職業小事典【5/25発売】 内村 理奈 著　定価3,520円（税込）

シリーズ「あいだで考える」　SNSの哲学　リアルとオンラインのあいだ【4/10発売】 戸谷 洋志 著　定価1,540円（税込） 創元世界史ライブラリー　錬金術の歴史　秘めたるわざの思想と図像【4/10発売】 池上 英洋 著　定価2,750円（税込） 〈おたすけモンスター〉シリーズ6　たんけん、きみの気持ち　子どもが自分の感情を理解するためのガイド【4/25発売】 ポピー・オニール 著 / 山崎 正浩 訳　定価1,760円（税込） 〈おたすけモンスター〉シリーズ7　きみも、前向きになれる　子どもがプラス思考を身につけるガイド【5/25発売】 ポピー・オニール 著 / 山崎 正浩 訳　定価1,760円（税込）

╋ 営業部便り
営業部員がお届けする、本が読まれる現場からの報告。

今年で27回目となる書物復権共同復刊の復刊書目が決まりました。創元社がこの企画に参加したのは2019年の23回目（これ以前に1年限定で参加したことがありますが）からになります。
今年の創元社の復刊書籍は『愛すること、生きること 』、『新装版 漢方医学 』、『錯視芸術図鑑 』、『マグリット事典 』の4点です。現在は弊社HPや紀伊國屋書店ウェブストア でもご予約いただけます。共同復刊事業参加各社の復刊書目はこちらの紀伊國屋書店様のサイト でご確認いただけます。5月下旬からは全国約150の書店でフェア展開も始まります。ぜひ店頭へ足をお運びいただき手に取っていただければ幸いです。（TI）


╋ 最近出た書評
新聞や雑誌に掲載された創元社書籍の書評情報。

・あいだで考えるシリーズ／沖縄タイムス
>>書評はこちら

・横山茂雄ほか『コンスピリチュアリティ入門』／中外日報
>>書評はこちら

╋ セミナー情報
創元社が主催するセミナー・イベントのお知らせ。

【『コンスピリチュアリティ入門』刊行記念イベント1】
「コンスピリチュアリティ」概念の可能性と課題


【オンラインセミナー】
ハリー・スタック・サリヴァン再訪――対人関係論を臨床実践に生かす


【『コンスピリチュアリティ入門』刊行記念イベント2】
陰謀論とスピリチュアルの知らない世界


【オンラインイベント】絵本で学ぶ、奇妙で不思議な菌類の世界

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