メールマガジン3月号

創元社NEWS＊2023年3月号

いま個人的に注目しているニュースと言えば、藤井聡太王将と羽生善治九段の
王将戦です。
高校一年生のとき、学校で将棋が一番強いと呼び声の高かったS先生、そのS先生と飛車落ちならば互角の勝負をすると言われてた生徒で一番強いYくん、そしてそのYくんのメンタルの調子が最悪の時に5回勝負をすれば1回はギリギリ勝てることが数少ない自慢だった私。そんな弱小ファンですが、今回の王将戦にはハラハラドキドキが止まりません。
どちらが勝つにせよ、長く語り継がれるタイトル戦になることは確定。第六局
は3月11・12日。全国の将棋ファンとともに見守りたいです。
そんなこんなで、今月のメルマガをお送りいたします（A）

◇編集者の裏×裏・・・イチオシの新刊を担当編集者の声とともにご紹介。
◇新刊＆近刊情報・・・絶賛発売中＆これから発売予定の新刊ラインナップ。
◇営業部だより・・・営業部員がお届けする、本が読まれる現場からの報告。
◇最近出た書評・・・新聞や雑誌に掲載された創元社書籍の書評情報。
◇セミナー情報・・・創元社が主催するセミナー・イベントのお知らせ。

╋ 編集者の裏×裏（ウラジジョウ）
イチオシの新刊を担当編集者の声とともにご紹介。

叢書パルマコン・ミクロス03　コンスピリチュアリティ入門
スピリチュアルな人は陰謀論を信じやすいか【3/23発売】
横山茂雄、竹下節子、清義明、堀江宗正、栗田英彦、辻隆太朗、雨宮純著　定価2,420円（税込）

「Ｑアノン」、新型コロナ生物兵器説、自然食、イルミナティ、そして爬虫類系宇宙人。陰謀論とスピリチュアルな世界観をともに論じることを可能にする注目の視座「コンスピリチュアリティ」を日本で初めて紹介した論集。

>>詳細はこちら

担当編集者より

本書『コンスピリチュアリティ入門』は、社外の編集者であるT氏のご企画で、編集もT氏が担当されています。私、編集Aは編集部に在籍しているものの、おもな業務は広告まわりやセミナー運営。今回はサポート的な役回りとはいえ、一冊の本の編集に通しで関わったのははじめて経験でした。ひとまず形になって、ほっとしています（まだ緊張しています）。
*
本書のタイトルになっている「コンスピリチュアリティ」という言葉は、おそらくほとんどの人にとって耳慣れない言葉かと思います。これは「陰謀論＝コンスピラシーセオリー」と「スピリチュアリティ」を合体させた造語で、研究者らによって提案されてから10数年しか経っていないという、まだまだ生まれたホヤホヤのピカピカの概念です。
そうしたできたてホヤホヤの言葉で何が分かるのか、については上記のURLをクリックいただければありがたいです。昨年から続く、政治や宗教をめぐるさまざまな動向に道筋をつけるうえで参考になる（とともに課題もある）アプローチの一つではないかと思います。
*
本書の売りは、そうしたアクチュアルなテーマである点とともに、蒼々たる執筆陣による論集である点があげられます。西洋オカルティズム研究の大家、第一線の宗教研究者、気鋭の陰謀論ライターまで。ときに矛盾さえはらむような多角的な考察によって、陰謀論＋スピリチュアリズムの最前線の光景を読者の皆さまにもお届けできるのではないと思います。
*
というわけでお届けできるまであと少し。緊張しつつがんばります。
(A)

╋ 新刊＆近刊情報
絶賛発売中＆これから発売予定の新刊ラインナップ。

マンガでめぐる考古遺跡・博物館【2/3発売】今井しょうこ著　定価1,540円（税込）

写真で比べる中国大都市の近現代3　香港今昔　HONG KONG THEN AND NOW【2/22発売】
ヴォーン・グリルズ著 / 国枝成美訳　定価6,050円（税込）

アカデミア叢書　〈私〉を生きる心理臨床　「水平性をめぐる動き」と「垂直性をめぐる動き」から【3/13発売】
小山智朗著　定価4,400円（税込）

相互性の心理臨床入門【3/23発売】
西隆太朗著　定価2,640円（税込）

叢書パルマコン07　観光と「性」　迎合と抵抗の沖縄戦後史【3/23発売】
小川実紗著　定価3,520円（税込）

カウンセリングに活かす「感情処理法」　対人援助における「不快な感情」の減らし方【2/13発売】
倉成宣佳著　定価2,750円（税込）

創元ビジュアル科学シリーズ４　NASAのロボット蜂　偉大な発明でたどるロボティクスとAIの歴史【2/22発売】
ロバート・ウォー著 / 土屋誠司訳　定価2,530円（税込）

アルケミスト双書　〈ダイアグラム〉の不思議　半対角線が創り出す驚きの幾何学【3/13発売】
アダム・テットロウ著 / 駒田曜訳　定価1,320円（税込）

〈おたすけモンスター〉シリーズ5　さあ、勇気をだしてごらん　子どもが人見知りと自信のなさを克服するガイド【3/23発売】
ポピー・オニール著 / 山崎正浩訳　定価1,760円（税込）

難病療養者のこころ　心理臨床と生命倫理の視点から【2/22発売】
鎌田依里著 / 峯村優一著　定価2,640円（税込）

自然科学ハンドブック　化石図鑑【2/22発売】
デヴィッド・J・ウォード著 / コリン・キーツほか写真 / 相場大佑ほか監訳 / 喜多直子訳　定価3,300円（税込）

自然科学ハンドブック　宝石図鑑【3/20発売】
キャリー・ホール著 / 石橋隆監訳 / 山崎正浩訳　定価2,640円（税込）

世界史366日事典　今日は何の日？【3/23発売】
アンドレア・ミルズ著 / 武井摩利訳　定価3,300円（税込）

╋ 営業部便り
営業部員がお届けする、本が読まれる現場からの報告。

※画像は、日本語完訳60周年の年のフェアパネルです。装丁の変遷をぜひご覧ください。

春はあけぼの……と申しますが、書店担当の春と言えば「春のカーネギーフェア」の季節です。
シリーズの中で一番読まれている『人を動かす』と『道は開ける』は、私が入社する前年の1999年に、並製から現在の上製にリニューアルしました。当時駆け出しの私が、長らく並製のカーネギーを愛読し、売り続けてくださっている本屋の頑固オヤジ（失礼！）の皆様から「前の方が良かった、並製の本を持ってこい」と難題を吹っ掛けられて困ったのは懐かしい思い出です。
あれから20年余り、今年も多くの書店様で「春のカーネギーフェア」をご展開いただいています。
書目は毎年同じですが、「読者にとっては初めて出会った時が新刊」、営業マンはその思いで、新たな読者に「新刊」をお届けするために、毎年毎年ロングセラーをお勧めし続けています。（TI）

╋ 最近出た書評
新聞や雑誌に掲載された創元社書籍の書評情報。

・カーネギー著『人を動かす　新装版』／毎日新聞
>>書評はこちら

╋ セミナー情報
創元社が主催するセミナー・イベントのお知らせ。

【オンライントークイベント】言葉の守り手・校正者の仕事って？
──『校正のこころ』誕生秘話

【オンラインセミナー】精神障害のある人の「家族」をめぐる困難と支援

【オンライン・参加無料】シリーズ「あいだで考える」刊行記念
リレートークプレWebイベント

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