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書名
PTSDとトラウマの心理療法
心身統合アプローチの理論と実践
バベット・ロスチャイルド 著/久保隆司 訳
定価(5% 税込)
3,675円
ISBN
978-4-422-11416-3
判型
A5判
造本
上製
頁数
240頁
PTSD(外傷後ストレス障害)やトラウマと呼ばれる症状が、心因性だけではなく身体の症状ももつ病気であることは、現場の臨床家にはよく知られている事実である。しかしこれまで、伝統的な言葉による心理療法と身体に働きかける心理療法の二つを統合するようなアプローチは、ほとんど紹介されてこなかった。本書は、そうした心身両面からのアプローチと、さらに理論と臨床実践を巧みに結びつけることで、トラウマを抱えるクライエントを援助するためのヒントを数多く提供する。
目次

日本の読者の皆さんへ
はじめに
謝辞

第1部 理論編

第1章 外傷後ストレス障害(PTSD)の概要
    ――身体と心へのトラウマの影響
    チャーリーと犬、パート1
    PTSDの症状学
    ストレス、トラウマ性ストレス、PTS、PTSDを区分する
生存と神経システム
思い出された脅威に対する防衛反応
解離、凍りつき、PTSD
トラウマとPTSDの影響

第2章 発達、記憶、脳
発達し続ける脳
記憶って何?

第3章 身体は覚えている
──身体記憶の理解
記憶の知覚的な根源
チャーリーと犬、パート2
自律神経系:過覚醒状態と戦う、逃げる、凍りつくの反射
    体性神経系:筋肉、動作、運動感覚記憶
    感情と身体
    
第4章 いまだ思い出されていないトラウマの表現
    解離と身体
    フラッシュバック

第2部 実践編

第5章 なによりも傷つけないこと
    ブレーキをかけること、アクセルを踏むこと
    評価とアセスメント
    トラウマ療法における治療関係の役割
    安全性
    リソースを育て、再び熟知する
    オアシス(癒しの場)、アンカー(錨)、安全な場所
    理論の大切さ
    個人の違いを尊重する
    安全なトラウマ療法に対する10の基礎
    
第6章 リソースとしての身体
    身体意識
    感覚と仲良くなる
    アンカーとしての身体
    尺度としての身体
    ブレーキとしての身体
    日記帳としての身体:感覚を意味づける
    日記帳としての身体:感覚を意味づける
    リソースとしての身体記憶
    リソースとして身体を使うことでトラウマ療法を促進する
    
第7章 より安全なトラウマ療法のための追加の身体技法
    二重意識
    筋肉の緊張状態:緊張 vs. 弛緩
    身体的境界
    クライエントとセラピスト間の身体接触の問題
    セッションの終了を和らげる
    
第8章 身体記憶は個人史となる
    間違った道に気をつける
    過去を現在から引き離す
    トラウマ後、最初に取り組むこと
    潜在的なものと顕在的なものに橋をかける
    チャーリーと犬、最終エピソード

参考文献
索引